立民・泉代表「山が動き始めている」衆院3補選での勝利に手応え「最後は戦い抜いて勝ちたい」
日刊スポーツ / 2024年4月19日 14時20分
立憲民主党の泉健太代表は19日の定例会見で、衆院3補選(4月28日投開票)への手応えについて「いろいろ出口調査も始まっているが、勢いを受けている。山が動き始めていると実感している」と述べた。
立民は唯一の与野党対決となっている島根1区のほか、自民党が候補車擁立を見送った東京15区、長崎3区でも候補者を擁立し、3勝を目指している。泉氏は「政権与党の強大な権力に、表ではなかなかものを言えないが、岸田総理の裏金対応、今の自民党はけしからんという思いを持っている方が動き始めていると、本当に実感している」と主張。「なんとかその思いをくみとって、3つの補選を勝利していきたい。心強い、さらに勢いをつけている序盤戦になってきているのではないか」と序盤の情勢に自信を示した。
一方、岸田文雄首相が、自民党の派閥パーティー裏金事件で自身の処分がないことについて「国民、党員に判断をいただきたい」と発言したことを「大きな失敗、勇み足をしたのではないか」と指摘。「今になって考えると、彼は総選挙で判断してもらいたいと頭に描いていたと思うが、この3つの補選で明確に判断が下せるのではないかと思っている」と答えた。
与野党対決の島根1区に、近く岸田首相が応援に入る予定であることに触れ「ここで自民党、岸田総理に処分を下せば、政治は大きく変わる。総選挙まで待つ必要はない。岸田総理に退陣を迫っていくことを、党として取り組んでいきたい」と述べた。
昨年死去した細田博之前衆院議長の地元で、長年自民党が議席を得てきた強固な保守地盤の島根1区について「縦横のネットワークは本当に強固だが、間違いなく動きは始まっている。最後は戦い抜いて勝ち抜きたい」と訴えた。自民党支持者の有権者には、投票棄権や「白票」を投じる可能性もあると指摘されているが、泉氏は「変えなければ変わらない。白票を投じただけでは政治は変わらないかもしれないし、自民党のこれまでの政治を許すことにつながるかもしれない。投票に行かないことや白票を投じることは、自民党や裏金政治の延命につながると訴えたい」と述べた。
泉代表は2021年11月の代表就任後、補選での勝利がない。今回の補選の結果は、今秋に代表任期を迎える泉氏自身の今後にも影響するとみられている。
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