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高橋一生がNHK主演ドラマで海中アクション「息ができなくて、こんなに気を失いそうになるんだ」

日刊スポーツ / 2024年4月22日 15時19分

「岸辺露伴は動かない」シリーズ最新作「密漁海岸」の出演者会見に臨む高橋一生(撮影・江口和貴)

高橋一生(43)が22日、NHKで行われた主演ドラマ「岸辺露伴は動かない」第9話「密漁海岸」(BSプレミアム4Kで5日午後1時から先行、総合で同10日午後10時)試写会、出演者会見に登壇した。席上で、20年12月にスタートし、5年目となったシリーズ屈指の水中アクションの過酷さを口にした。

「岸辺露伴は動かない」は、荒木氏の人気漫画シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作を、実写ドラマ化。20年12月の第1期から3年連続で12月に放送され、第3弾まで全8話が放送され、23年5月には映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」も公開された。高橋は、相手の頭部を本にして思考や秘密、人生、過去などを読め、かつ指示を書き込んで操ることができる特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を駆使し、リアルな漫画を書くことを追及する漫画家・岸辺露伴を、一貫して演じてきた。

「密漁海岸」は、原作でも人気のエピソードだ。露伴邸の近くにひっそりとオープンしたイタリアンレストランで、露伴と飯豊まりえ(26)演じる編集者・泉京香が料理で客の体の悪いところを改善させる不思議な力を持ったシェフのトニオ・トラサルディと出会う物語。重い病気を抱えたフィアンセ・森嶋初音(蓮佛美沙子)がいるトニオは、露伴にどんな病気でも治してしまうという伝説のヒョウガラクロアワビを手に入れようと密漁を持ちかける。

劇中では、ヒョウガラクロアワビが全身にくっついた露伴が、海中に引きずり込まれていくシーンが描かれ、高橋が水中で回転しながら苦悶(くもん)する露伴を演じている。高橋は「体を張っていると言えば…皆さんには伝わらなかったかも知れないですけど、思った以上に『ザ・ラン』はきちゃいました」と、スポーツジムで露伴が知り合った、走りにこだわるモデルを描き、21年12月に放送された第4話「ザ・ラン」のことを、まず口にした。

その上で、水中アクションについて言及。「体力的な問題は、あまり考えたことがなかったんですけど、息が続かない。本当に、息って…肺が本当に浮袋なんだなと実感しましたね。呼吸をしないで(息を)吐ききった状態で沈んでいかないと、体って沈まないんですね、思った以上に」と、息を吐ききらないと水中に沈んでの演技はできないと説明した。

ただ「息を吐ききったところから(撮影を)スタートするんですけど、逆にカットがかかった後(水面に)上がっていけないということがあって」と、息を吐いて水中に沈んで演じた後、息を吐いたため水面に浮上できなかったトトロ。「何度か『密漁海岸』見させているんですけど、あまり伝わっていないなって。僕には、もっと、とんでもないことが起こっている。息ができなくて、こんなに一瞬で気を失いそうになるんだ、と」などと撮影を振り返った。

それでも今回、新たに独自に組んだ水中撮影チームとの連携がすばらしかったと感謝した。「何日かに分けて撮影できた。これまでやっていたチームかのように、本当にチームワークが良く。アワビに見えないから重しをしこもうとか、さんざん、僕を沈めさせようとする方策をしてくださったおかげで、映像としては臨場感があり、かつある意味、芸術性のあるカットに仕上がっているかと思います」と仕上がりに自信を見せた。

飯豊は「普段、自分が撮影していないところは、放送で楽しみにしていた。今回は長く撮影することで最終日、見学させてもらった」と、高橋の水中撮影を見学したと明かした。「一生さん…露伴先生がアワビに沈められるところを見学したんですけど、息が止まってしまうような、すごさ、身体能力…いいチームワークだと感じた。3~5メートル、潜られていましたよね」と問いかけた。

高橋は「水中では、こんなに自由が利かないんだ、ということお芝居しながらだったりですから。ダイビングは経験していますけど、それとは全く違う」と、水中でのアクションの難しさを強調。「全体は多分、10はあり10からスタートした。大体、5メートルで沈んで浮かんで」と演じた水中の深さを説明した。さらに「CGはほとんど使っていないので、そこも見どころなんじゃないかなと。『岸辺露伴』の現場は、アナログでどこまで行けるかを追及している」と強調した。

渡辺一貴監督は「海のロケと、プラス潜水要のプールの2つです。ブルーバックでの撮影は1回もしていない。露伴先生はりあるに水の中でお芝居している。海のロケは2日、潜水1日」と水中アクション撮影を振り返った。「テストは一生さんに来ていただいて時間をかけた。ウエットスーツに、アワビを着けるから沈むのか、どれだけ重りを入れれば沈むのか…撮影の時にやると時間がかかるので、下準備は綿密にした」と振り返った。そして「変なドラマを足に地を付けて作ろう…その原点に戻ろうと」とシリーズに通底する制作上のテーマを強調した。

映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」は、BSプレミアム4Kで27日午後7時から先行、総合では5月6日午後3時55分からテレビ初放送される。

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