「虎に翼」15・8% 1年半に及んだ直言の裁判が結審を迎え
日刊スポーツ / 2024年5月7日 10時26分
伊藤沙莉がヒロインのNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~金曜)3日に放送された第25回の平均世帯視聴率が15・8%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は8・9%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第13話、第15話の16・9%。
日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。
朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。
石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。
あらすじは、昭和11年12月、1年半に及ぶ直言(岡部たかし)の「共亜事件」の結審の日を迎えた。はる(石田ゆり子)らは傍聴席から直言を見守り、法廷の外では優三(仲野太賀)やよね(土居志央梨)たちが見守っていた。裁判長の武井(平田広明)は直言に無罪を言い渡した。寅子(伊藤沙莉)は判決を聞き涙した。3日後、検察側は控訴を断念し無罪が確定した。「あたかも水中に月影をすくいあげようとするかのごとし」、穂高(小林薫)と桂場(松山ケンイチ)はお酒を酌み交わしながら、桂場が考えた判決文に込めた思いを語り合った。
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