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【名人戦】2日目再開 藤井名人、角打ちで棒銀から攻勢を継続 豊島九段はシリーズ初白星目指す

日刊スポーツ / 2024年5月9日 9時49分

3連勝として初防衛まであと1勝としたい藤井聡太名人(日本将棋連盟提供)

藤井聡太名人(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が挑戦者の豊島将之九段(34)に連勝した、将棋の第82期名人戦7番勝負第3局(東京・大田区の羽田空港第1ターミナル)は9日午前9時に再開された。8日午前9時からの2日制で始まった初日は、午後6時50分、45手目を先手の藤井名人が封じて終えていた。

初の空港対局は、豊島が角道を止めて振り飛車をにおわせながら雁木(がんぎ)に構えて前例の少ない形に誘導した。対する藤井は素早く銀を繰り出し、棒銀で急戦を仕掛けた。再開早々、1筋に角を打って大砲を配備し、攻撃を継続した。

持ち時間各9時間のうち、初日の消費は藤井が3時間7分、豊島5時間18分。2日目は藤井が5時間53分、豊島3時間42分で戦う。初日同様、正午から午後1時までは昼食休憩。午前10時と午後3時におやつが出される。午後5時からは30分の夕食休憩が設けられている。決着は9日夜の見込み。

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