稲垣吾郎、生きていると感じている時は「朝起きた時」佐藤二朗から「俺と結婚して」にOKも…
日刊スポーツ / 2024年6月8日 15時17分
稲垣吾郎(50)が8日、東京・丸の内TOEIで行われた、河合優実(23)の主演映画「あんのこと」(入江悠監督)公開記念舞台あいさつで、毎朝5、6時に起き、植物に水をやったり、猫の世話をするルーティンをしている時に、生きていると感じていると語った。
「あんのこと」は、20年6月に新聞に掲載された少女の壮絶な人生をつづった記事に着想を得て、入江監督(44)が実話を元に脚本を手がけた。河合は劇中で、母親から売春を強いられ、薬物に手を染めるなどした底辺から抜け出そうともがく少女・杏を演じた。杏を救おうとする型破りな刑事・多々羅を佐藤二朗(55)、多々羅が運営する更生施設を取材するジャーナリスト桐野を稲垣が、それぞれ演じた。
司会の伊藤さとりから「生きていると感じている瞬間は?」と質問が出た。稲垣は「朝、起きた時。今日も1日が始まる。生きてるなと思う」と答えた。その上で「朝の時間が、僕は好き。朝、起きてお散歩したり、ペットのお世話をしたり」と答えた。佐藤から「メチャ、早く起きるんでしょ?」と聞かれると、稲垣は「朝5時とか6時。早寝早起きは健康の秘訣(ひけつ)。僕、植物が好きなのでお水やったり、猫を飼っているのでお世話したり、部屋の掃除もしますし、仕事も朝、します。台本も読みます」と答えた。
稲垣は、佐藤から「吾郎ちゃん、俺と結婚してください」と言われると「いいですよ…でも(佐藤は)妻帯者」と言い、笑った。その上で「生きているという瞬間はいろいろある…心が動いた時じゃないですかね」とサラッと口にした。佐藤が「うわぁ…何という格好いい顔で」と言うと、稲垣は再び「格好良いのは、元々なんで」とサラッと返して、涼しげに笑った。
◆「あんのこと」 21歳の杏(河合優実)は、幼い頃から母親に暴力を振るわれ、10代半ばから売春を強いられて、過酷な人生を送ってきた。ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は変わった刑事・多々羅(佐藤二朗)と出会う。大人を信用したことのない杏だが、何の見返りも求めず就職を支援し、ありのままを受け入れてくれる多々羅に次第に心を開いていく。一方、週刊誌記者の桐野(稲垣吾郎)は「多々羅が薬物更生者の自助グループを私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て、慎重に取材を進めていた。ちょうどその頃、新型コロナウイルスの感染が拡大し、杏がやっと手にした居場所や人とのつながりは、あっという間に失われてしまう。行く手を閉ざされ、孤立して苦しむ杏はある朝、身を寄せていたシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされる。
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