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元TBS伊東楓さん、ドイツから移住検討「終わりは自分で決めるものじゃない」画家で新境地へ

日刊スポーツ / 2024年10月1日 12時30分

3度目の個展を開催する元TBSアナウンサーの伊東楓さん(撮影・大井義明)

TBSアナウンサーから画家に転身した伊東楓さん(30)が30日、3度目の個展「サントリージャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉presents 伊東楓展 いつか訪れる最後の日まで」(10月1~6日)プレオープンイベントを、東京・京王百貨店新宿店で開催した。

今年1月に開催した個展以降に新作を仕上げるなど29点を出品。21年に画家のキャリアを始めたころに書いた個展タイトルの詩をモチーフに、白いオオカミを描いたテーマ作を仕上げた。「今の自分にぴったりな様子になった」と語る。これまでは苦悩を表現することも多かったが、今作は「ワクワクしながら、今の自分ってこういうスタンスに変わったんだ、面白いな、と思いながら描いた」と、画家としての新境地に目覚めた様子を明かした。

「人生には旬がある」がモットー。「アナウンサーはやりきって辞めた」と未練なく画家となったが、転身直後は「悪目立ちしちゃったというか。アナウンサーを辞めて珍しい転身だと言われ、簡単に辞めるわけにいかない、と自分で自分に負荷をかけていた」と、しんどい日々だったという。「当時は画家を3年で辞めようと思っていた」と振り返る。その後、創作が軌道に乗り、個展や現地ユニクロとのコラボなども実現。「今、気付いたら3年を超えていて、終わりは自分で決めるものじゃない」と心境に変化も生まれた。「画家を辞める時は『やりきった』って、なると思う」。

異国ドイツで、スマホもあまり見ずに、創作活動に没頭する日々。「孤独」も感じる一方で、作品や個展を通じ「ひとりぼっちでやっているかもしれないけど、ひとりじゃない」と語る。会場にはTBS時代同期の山本恵里伽アナウンサーら古巣の同僚も多く訪れた。

古典絵画などを日常的に見られる環境として「直感で選んだ」ベルリンでの創作活動は3年を超えた。ただ、現在は他国移住を検討中という。「実は次の国に移住しようと思っていて…トライアルで1年ぐらい、いろんな国に住んでみたい。画家として常に刺激を探して求める時、ドイツは安心できる場所になってしまって。冒険を求めないといけない」と明かした。ポルトガル、米国、東南アジアなど複数、興味をひかれる国々があると話す。

今年1月に故郷富山へ帰省した際には、能登半島地震が直撃した。能登、北陸を襲った9月の豪雨にも心を痛め「被災を風化させない」という思いは強い。前回の個展時に実現した、富山県酒造組合の日本酒にボトル絵を提供するコラボは今回も継続。百貨店催事場で「Kaede Ito×富山県酒造組合 復興2024ボトル」として、3種飲み比べセットを提供するチャリティー販売も行う。故郷のために「私にできることは何でもしたい」と決意を込めた。

来場者には「フラッと気軽に見に来てほしい」と呼びかける。「日本ってアートに対してハードル、敷居が高いと思われているかもしれないけど、私の絵は何も考えずに見て欲しい。絵は、好きか嫌いか、だけの話だと思うので、この絵は好き、この絵は嫌いという目で見てもらって、その中で、人生に迷っている人、悩んでいる人に、こういう生き方の人もいるんだなって、寄り添える存在になれば」と語った。【大井義明】

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