高石あかり、「ばけばけ」ヒロイン会見から数十分後にテレビ生出演で抱負「化ける」と決意表明

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロイン役に選ばれ涙で口元を抑える高石あかり（撮影・白石智彦）

25年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロインに決まった高石あかり（21）が29日、発表会見の数十分後に、同局総合「列島ニュース」に生出演した。会見の模様は、同番組内で異例の全国に生中継され、会見場へ高瀬耕造アナウンサーが出向き、その模様をリポートしていた。

会見では涙ながらの入場で、高瀬アナウンサーから「涙もろい」とあらためて言われ「違います！　全然涙もろくないです」と完全否定も、なぜか「朝ドラのオーディションで毎回、泣いてますね」と漏らした。

今作が3度目の朝ドラ・オーディション挑戦だった。「意気込みを聞かれたりするんですけど、毎回、泣いてしまって。思いがあふれてるみたいです」。わきあがる喜びに揺れる思いを伝えた。

今作「ばけばけ」は、脚本を、ふじきみつ彦氏が担当。怪談話が好きな没落士族の娘、松野トキが、世界を転々とした末に日本にたどり着いた異国人と、次第に心を通わせていくストーリー。島根・松江の没落士族の娘で、小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）の妻・小泉セツがモデルとなっている。

高石は小泉セツの著書「思ひ出の記」に感銘を受けたといい「2人だけの言語、やりとりで進んでいくところがあって、そういうところからうまれる怪談、日常大好きになったので、皆さんも好きになってくれたらうれしいです」。

意気込み、メッセージを聞かれると「化ける」と書き込んだボードを掲示。「何者でもない自分が『ばけばけ』を通して、皆さんに自分らしい姿を見せていく中で、しっかり化ける姿を見せていきたい。トキと一緒に化けていけたら。皆さんに愛していただけるように瀬いっぱいがんばりたいと思います」と決意表明していた。