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ナイトスクープ「2代目局長」西田敏行さん 11・1追悼放送で2代目秘書岡部まり秘話明かす

日刊スポーツ / 2024年10月30日 6時30分

西田敏行さんの写真を中心に整列する歴代秘書、探偵ら

ABCテレビ(大阪市福島区)は30日、10月17日に亡くなった西田敏行さんが2代目局長を務めていた「探偵!ナイトスクープ」の追悼回(1日午後11時17分放送=関西地区)について、内容を発表した。

西田さんは、初代局長の上岡龍太郎さんからバトンを受け、01年から約19年、2代目の座に就いていた。スタジオの局長席には、穏やかな笑顔の西田局長の写真が飾られ、その横には2代目秘書の岡部まり、3代目秘書の松尾依里佳や、探偵らが整列した。

探偵として出演している間寛平は「ビックリしたのと、『ウソやろ!』と思いましたね。信じられなかったです」としみじみ。2代目秘書の岡部は「(思い出が)たくさんありすぎて…。一番最初に、西田さんが局長として初めて紹介された時に、あの席にお越しになって。局長がいつものセリフをおっしゃって番組が始まったんですけど、なんとなく不思議な空気だったんです」と振り返った。

岡部によると、その後、最初のVTRへと進み、スタジオがオフになった瞬間、「まりさん、もうリハ(ーサル)ないの」と西田さんに聞かれたという。

「『局長、この番組はリハもなければ、打ち合わせもありません』と(笑い)。そしたら、1本目のVTRの時に『ええっー』っておっしゃってね。私も、それをご存じなかったことに配慮がなかったかな、申し訳ないなと。でもそれで、『おもしろいね。こんなライブで撮るのって』とおっしゃって。以来、ライブでご覧になって、ライブで泣かれてたんだなっていうのが、とても印象的でした」

西田さんの対応力の高さを思い起こした。

一方で、3代目秘書の松尾は、スタジオ入りした時点から涙が止まらず。西田さんは「大きな大きな番組の良心でした」。そして「そもそも依頼者の方が、『西田局長なら自分のこんな思いでも、きっと受け入れてくれる』って信じて依頼をして下さいました。その通り、西田局長は全てを温かく包み込んで。皆さん、西田局長の涙が見たくて、ご依頼くださってましたよね。たくさん支えていただきました」と続けた。

同番組では、局長、探偵、秘書と出演者の絆は固く、食事などで懇親の場が持たれることも多かった。西田さんが局長時代の忘年会では毎年、「その年のベストVTRを『局長賞』」として選んでおり、今追悼回の放送では、その中から3本を厳選して放送することも決まった。

▼VTR3本

「10年以上口をきいていない父と母」(竹山隆範探偵、13年4月5日放送)

「97歳のマジシャン」(桂小枝探偵、03年12月19日放送)

「レイテ島からの手紙」(田村裕探偵、11年1月7日放送)

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