玉川徹氏「これじゃ預けられない」職業のモラル、銀行の体質に言及 貸金庫窃盗事件

玉川徹氏（2019年撮影）

元テレビ朝日社員の玉川徹氏が15日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜午前8時）に出演。三菱UFJ銀行の貸金庫窃盗事件で元行員が逮捕された件で、「モラルの問題。これじゃ、預けられないですよ」とあきれた様子で語った。

事件は昨年秋に貸金庫の利用客から「預けたものが減っている」などと相談が同行に寄せられたことから発覚。銀行側が元行員に確認したところ、盗んだことを認めて昨年公表していた。

玉川氏は、「銀行っておカネを預かるところ。子供のころから思うのだけど、『銀行にいる人って、お金取ったりしないのか』ってことに、『まさかないですよ』って大人が言ってきたことをやっちゃってる。モラルの問題でもあるわけですよ。銀行の中にいて、悪意とか犯意とか持ってしまったら、これじゃないことだってたぶんできるんですよ。ただ、職業のモラルとしてやらないから成立していること」とした。逮捕された行員には、モラルなどまったく関係がなかった。

「『絶対にそこだけは私はできない』というところを軽々と乗り越えてしまっているのはなぜなんだろうかというところから検証した方がいい。これじゃ、預けられないですよ。根が深い問題だと思いますよ」と銀行の体質にも言及していた。