石丸伸二氏、新党会見で記者クラブ「糾弾」 会見要項の扱いめぐり「失格です」
日刊スポーツ / 2025年1月15日 11時38分
昨年7月の都知事選で次点となった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)が15日、都内で地域政党の設立について会見を行った。
会見冒頭、記者クラブ宛に出した今回の会見要項がネット上に流出したことについて切り出した。「都庁の記者クラブの会見、どこまで共有されるべきなのか」などと投げかけた上で、幹事社について質問。「受け取った情報を出していいんですか。重大事故じゃないですか。それは各社の問題じゃないですか」と語った。そして「過失があったのは明らか。謝罪がなかった。糾弾しておきます」と続けた。
さらに「ビジネスとして当たり前の所作を確認している。当たり前のことが当たり前にできない。未来がない。以後、しっかり改めていただきたい。情報が大事なのは皆さんの方が知ってますよね。プロ失格です」と語った。
石丸氏は13日に自身のX(旧ツイッター)で1度は会見をキャンセル。「記者クラブ宛に出した案内がネットに流出し、日時と場所が広く知られてしまったことが原因です」と経緯を説明した上で「記者クラブには『取材目的の希望者は出席を制限しない』と言われたため、誰が来るかわからない状況は種々のリスクが高いと判断しました」とつづった。
その後、「記者クラブへ当初に予定していた日時に別の会場で会見を開くと伝えています。昨今は自称メディアが乱立しているため、費用対効果を考えて、実力のあるメディアに参加を制限しています。」とつづっていた。
この日の会見をめぐっては、参加条件を事前に提示し、ネット上で話題となっていた。
石丸氏は昨年11月の生配信で「東京都議会選挙に向けて地域政党をつくろうと思います」と宣言していた。
石丸氏は広島・安芸高田市生まれ。京大卒業後、メガバンク勤務を経て、2020年の市長選で初当選。20年8月、買収事件で公選法違反に問われ実刑判決を受けた河井克行元法相から現金を受け取ったことを認めた前市長の辞職に伴う市長選だった。昨年7月の都知事選では、現職の小池百合子氏に次ぐ約165万票を集め、次点だった。
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