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氷川きよし25周年公演完走、木根作詞の未発表曲披露「なんでも相談した東京のお兄ちゃん」登場

日刊スポーツ / 2025年1月17日 10時47分

25周年コンサートで歌う氷川きよし

歌手氷川きよし(47)が16日、東京・有明の東京ガーデンシアターでコンサート「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. 25th Anniversary Concert Tour-KIIZNA-」を開催し、6500人のファンを前に未発表曲を含む30曲を披露した。

同コンサートは復活コンサートの初日として、24年8月16日に行われる予定だったが台風の影響で延期されており、この日の公演をもって、25周年記念コンサートを完走した。

オープニングの「WALK」から、襟にスワロフスキーをあしらった黒のえんび服で客席から登場するというサプライズに大きな歓声が沸いた。自らが作詞を手がけ、TM NETWORK木根尚登が作曲した同曲を、伸びやかな声で広い会場の隅々にまで響き渡らせ「今日は思い切り楽しんでいってください」と笑顔で客席に語りかけた。

白のえんび服に着替え登場すると「歌は我が命」を力強く表現すると、故郷からの旅立ちを描いた「出発」、「星空の秋子」「甲斐路」「大丈夫」「きよしのズンドコ節」「大井追っかけ音次郎」「箱根八里の半次郎」など人気曲を次々と披露した。

24年大みそかのNHK紅白歌合戦でも着用した白紋付黒袴に着替えると、「ちょいときまぐれ渡り鳥」を歌唱。さらに客席で鑑賞し、「なんでも相談した、東京のお兄ちゃん」と慕うの彦摩呂(58)をステージに呼びこむ場面もあった。

さらに後ろに「KIINA.」と大きく描かれた、襟と袖にファーのついたダメージデニムのセットアップに着替え、サプライズゲストの木根とともに登場。TM NETWORKの「SEVEN DAYS WAR」「You are you」を披露して魅了すれば、この日が初公開となる未発表曲「はじまり」を歌唱。切ない歌詞と優しいメロディーが印象的なバラードで、氷川は「子供の頃の思い出を歌詞にして、木根さんに曲を書いてもらいました」と明かした。

アンコールはドレス&パンツスタイルで登場し、1曲目はクイーン「ボヘミアン・ラプソディ」の日本語詞カバー(訳詞湯川れい子氏)を歌った。「キニシナイ」ではバズーカで客席にカラーボールを届け、今や代名詞にもなっている人気曲「限界突破×サバイバー」で会場のボルテージはさらに上がった。最後に披露したのは、歌詞の冒頭がデビュー記念日「2月2日」から始まる「碧し」。「今日はただ本当にありがとう」と、集まったファンに歌で感謝を伝え、約3時間の記念公演を締めくくった。

この日は、新たに氷川きよし+KIINA.新オフィシャルファンクラブ「KIINA’S LAND(読み=キイナズランド)」が2月2日午前10時に発足することも発表された。

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