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ベラルーシは米・露両方から「核兵器を使用しやすい場所」 オバマ政権時代の核兵器使用シミュレーション

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年3月29日 13時0分

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地政学・戦略学者の奥山真司が3月28日(火)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。
ロシアのベラルーシへの戦術核兵器の配備計画について解説した。

握手するロシアのプーチン大統領(左)とベラルーシのルカシェンコ大統領=2022年6月25日、ロシア・サンクトペテルブルク(タス=共同)写真提供:共同通信社

ロシアのプーチン大統領は今月25日、国営テレビのインタビューで隣国のベラルーシのルカシェンコ大統領の要望を受けて戦術核の配備で合意したと発表した。奥山は2020年に発売されたFRED KAPLAN著書の「THE BOMB」を紹介。この本にはオバマ政権が2016年に行った核兵器を使用のシミュレーションが記されている。ちなみにそのシミュレーションでは当時のクリントン国務長官役を現在の国務長官のブリンケン氏が行った。

そのシミュレーションとはロシアがバルト三国に侵略。それをNATOが通常兵器で食い止める。その後ロシアが戦術核を使う。これに対しオバマ政権は報復として通常兵器を使うという案が出たが、それでは生ぬるいとなり、ロシアのカリーニングラードに核兵器を落とすことになった。しかしそれではロシア本土になってしまう。そして最終的なシミュレーションではベラルーシに落とすことになった。

奥山は「ベラルーシという場所はロシア側もアメリカ側も、双方から核兵器を使いやすい場所になってしまっている」と指摘した。またベラルーシに戦術核の配備というニュースを聞いた多くの核兵器の専門家達は「ベラルーシ来たか、と思ったはずだ」と述べた。さらに「すでに数年前にこのようなシミュレーションがあった。今回ベラルーシの話を聞いて、まずいと思った。世界の平和にとって良いニュースではない」と語った。

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