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FC東京がJリーグに意見書 台風10号の影響で3日間かけての移動「選手の健康状態を大きく損なう形となった」

日テレNEWS NNN / 2024年9月5日 17時17分

エディオンピースウイング広島(写真:時事)

サッカーJ1リーグのFC東京は9月5日、8月31日(土)に行われた第29節サンフレッチェ広島戦にJリーグへ意見書を提出したことを報告。先日あった台風10号の影響による開催可否判断基準が不明確であったことと、今後の運用改善を求めたとのことです。

FC東京は試合2日前の29日(木)に広島へ向けて出発を試みるも、静岡県周辺での激しい雨により新幹線が運転見合わせとなり、急きょ静岡県内で宿泊。試合前日の30日(金)も大雨の影響を受けて広島に向かうことができず。終日かけてバスで都内に戻ることになりました。そして試合当日の31日(土)に広島へ移動。丸3日かけての移動での試合開催となっていました。試合はホームの広島が3-2でFC東京に勝利しています。

▽以下、FC東京の公式HP

【今回の問題と捉えていること】

1. 試合の実施/中止の判断において、考慮されるべき事柄が軽視されていたこと

・事故等に巻き込まれたアウェイチーム選手への影響

天災による移動時に生じた交通機関停止については不可抗力であり、事故と同様である。今回のケースではこれによって選手の健康状態を大きく損なう形となった。ホーム/アウェイチームの公平性を一定確保すべきであり、特に選手の怪我、故障のリスクが著しく高まる状況下での試合は避けるべきであった。

・アウェイチームファン・サポーターの安全面の確保

当クラブのヒアリングでは、当節における他の試合の中止(台風10号の影響により5試合が中止)の理由に、アウェイチームのファン・サポーターの移動の困難さや、安全面の確保が考慮されたケースもある。若干状況が異なるとはいえ、当該試合においてもアウェイチームのファン・サポーターにおいて台風の影響があり、考慮されるべきだった。

2.Jリーグが試合の開催可否を判断する権限を持っているが、判断基準や判断日時を明示せず、実施/中止の判断やその対応において、ホームチームとアウェイチームとも振り回されたこと

明確な判断基準や判断のデッドライン等を示さなければ、刻々と状況が変化する側にあるチーム、今回のケースで言えば、アウェイチーム側が全て対応に追われ続けることになる。Jリーグが積極的に状況を把握し、適切な時期に判断を下すべきであった。

【要望】

Jリーグ規約第62条2項①に「天災地変、公共交通機関不通等」の場合の実施/中止の判断はチェアマンが行うものとされているが、その規定の運用は曖昧である。よって、以下のように要望する。

・試合の当日までの実施/中止の判断において、より明確な判断基準や判断日時を定めたうえで、Jリーグが主導的に運用に取り組むこと。

・その判断基準については、ホームチーム、アウェイチームの一定水準の公平性の確保を重視し、特にJリーグがめざす、ピッチ上で最高の作品を見せるためにも、選手ファーストで策定すること。選手を含むチーム、そしてファン・サポーターの安全面の確保を考慮すること。

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