イランがイスラエルに攻撃、ミサイル180発以上発射 緊迫する中東情勢
日テレNEWS NNN / 2024年10月2日 19時4分
中東ではイスラエルとレバノンが対立していて、イスラエルは、レバノンへの空爆でイスラム教シーア派組織ヒズボラのナスララ師の殺害、さらには地上侵攻を行うなど、激しい攻撃を続けています。こうした緊迫した情勢が続く中、日本時間の2日未明、ヒズボラの後ろ盾となっているイランが、イスラエルに向け200発近いミサイル攻撃を行いました。どうして、このタイミングでイランが攻撃を行ったのか。中東での紛争拡大が懸念される状況となっています。
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サイレンが鳴り響くイスラエル・テルアビブの夜空に、突如現れた大量の光。日本時間の2日未明、イランがイスラエルへ過去最大のミサイル攻撃に踏み切ったのです。
イスラエル側は防空システムで対抗しました。イスラエルは、ミサイル180発以上が発射され、多くを迎撃したと主張していますが、軍の基地近くで撮影されたという映像では、ミサイルが次々と着弾しているように見えました。
また、ロイター通信は、イスラエル南部で小学校にミサイルが直撃したと伝えています。
撮影されたのは、ヨルダン川西岸に落下したミサイルの残骸。数メートルはある残骸からは、煙がくすぶっています。
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イランによるイスラエルへの直接攻撃は4月以来、2回目です。背景にあるのが、イスラエルの隣国、レバノンをめぐる情勢の急激な悪化です。
イランが後ろ盾となっている、レバノンの民兵組織ヒズボラ。イスラエルは9月27日の空爆でヒズボラの最高指導者・ナスララ師を殺害しました。1日未明にはレバノンへの限定的な地上作戦を始めたことを発表。今回の攻撃を受け、イスラエルのネタニヤフ首相はイランへの報復を宣言しました。
イスラエル ネタニヤフ首相(イスラエル・テルアビブ、1日)
「イランは今夜、過ちを犯した。その報いを受けるだろう。彼らは我々が国を守り、敵に報復するという決意を理解していない」
イランの攻撃後、イスラエル軍は再びレバノンの首都・ベイルートを空爆。中東の混迷は一層深まっています。
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