「取れる1点を取りに行く」巨人・阿部監督 短期決戦のカギは“流れ”を読み取ること DeNAの印象は「勢いはすごく感じる」

巨人の阿部慎之助監督

◇プロ野球セ・リーグ CSファイナルステージ 第1戦 巨人-DeNA(16日、東京ドーム)

12年ぶりの日本一奪還へ、CSファイナルステージ初戦を明日16日に控えた巨人・阿部慎之助監督が心境を語りました。

就任1年目ながらチームを4年ぶりのリーグ優勝に導く手腕を発揮した阿部監督は、選手として幾度となく経験しながら、監督としては初となるCSの舞台に「すごくわくわくしています」と率直なコメントを残しました。

大事な第1戦の先発は開幕投手・戸郷翔征投手に決定。記者陣からの問いかけに「戸郷でいきます」と冷静に明かした阿部監督は、「シーズン通り投げてくれればいいですし、バッターも特に特別なことはやろうと思っていないので、取れる一点を取りに行く。それだけです」と話しました。

巨人は今季DeNAを相手に16勝8敗1分けと大きく勝ち越し。それでも、ファーストステージで阪神に2連勝し勝ち進んできた相手に対し、「バットみんな振れているし、勢いはすごく感じる。明日はそれを感じながら僕は冷静に見られればいいかなと思います」と気を引き締めました。

最後には、短期決戦での戦いに「流れをどう自分で読み取るか」が大事であると述べ、「勝ち負けあるでしょうし、勝っても負けてもとにかく最後には自分たちが勝つんだという、そこだけはしっかり腹を据えてやっていきたいなと思います」と意気込みました。