【DeNA】エース東が勝利に導く力投「まさか7回まで投げるとは」日本シリーズ1勝2敗へ 桑原が攻守で躍動

7回を投げ終えてガッツポーズするDeNAの東克樹投手(写真：時事)

◇プロ野球日本シリーズ第3戦　DeNA4-1ソフトバンク(29日、みずほPayPayドーム)

DeNAはエースの奮闘でソフトバンクに勝利。日本シリーズの対戦成績を1勝2敗としました。

この日は左ハムストリングの肉離れで負傷していた東克樹投手が復帰の先発登板。

初回、先頭の桑原将志選手が二塁打でチャンスメークすると、内野ゴロの間に1点を先制。エースを援護します。

しかし直後、東投手は2本のヒットでピンチを招くと、5番の近藤健介選手にタイムリーヒットを献上。またたく間に追いつかれます。

2回は、正木智也選手の鋭いライナーをセンターの桑原選手が鮮やかなダイビングキャッチ。守備でエースを支えます。

すると1-1で迎えた5回、ソフトバンク2番手の大津亮介投手から先頭の桑原選手が勝ち越しのソロホームランを記録。さらにノーアウト満塁から筒香嘉智選手の犠牲フライで2点リードとなります。

援護を受けた東投手は、6回に2本のヒットで1、3塁のピンチを背負いますが、甲斐拓也選手をファウルフライに打ち取ります。7回105球を投げ、毎回の10安打を浴びましたが、1失点の力投。ガッツポーズをみせました。

すると打線は8回、東投手をリードした戸柱恭孝選手のタイムリー二塁打で追加点。8回は伊勢大夢投手、9回は森原康平投手の継投で逃げ切りました。

DeNAは連敗ストップで日本シリーズ1勝2敗へ。2018年から日本シリーズ14連勝中だったソフトバンクに黒星をつけています。

東投手は「CSではチームに迷惑をかけてしまったので、復帰戦でしたけれど、自分らしい投球ができるよう心がけた。ランナーを出しながらも抑える自分らしい投球ができた。これでも病み上がりなので、まさか7回まで投げるとは思っていなかったですけれど、なんとかチームの期待に応えられてよかった」と振り返りました。