偽情報対策に一手 鳥取県が公式HPに「オリジネーター・プロファイル」導入へ

日テレNEWS NNN

ネット上の偽情報対策として、鳥取県が行政機関として初めてデジタル技術「オリジネーター・プロファイル」の導入を進めることがわかりました。

「オリジネーター・プロファイル」はネット上の情報の作成者、発信者が誰かなどを第三者機関が認証し、ユーザーが確認できるようデジタル符号を情報に付加する技術です。情報が改ざんされていないかもわかるため、偽情報対策として有効だとみられています。

鳥取県は行政機関として初めて、「オリジネーター・プロファイル」を県の公式HPで来年度本格実装すると明らかにしました。

特に、デマ情報の影響が大きく現場の救助活動に支障をきたしている事例もある災害、防災に関する分野を優先するとしていて、今月から実証実験を開始するということです。

平井伸治知事は「ネット社会の中でフェイク情報が問題になり、地方自治や民主主義の点でも脅威になり始めていると言われている」などとしたうえで、「自治体のサイトにも偽サイトが出回ることがある」「確かな情報をしっかりと出すHPを作っていく責務が生まれてきている」などと強調しました。