沖縄最高峰の芸術展で新人賞に輝いた油絵「奇宅ラッシュな怪速メトロ」とは? 非日常の世界を描いた高2「絵を描くとポジティブになれる」【沖展2024】
沖縄タイムス+プラス / 2024年3月28日 11時18分
[沖展 2024 75th OKITEN EXHIBITION]
沖縄県浦添市のANAアリーナ浦添で開かれている第75回沖展の絵画部門で、e-no新人賞に輝いたのは星槎国際高等学校2年の城間キノネさん(16)=豊見城市=だ。城間さんの父で、琉球ゴールデンキングスのキャラクターも制作したアーティストの英樹さんも「沖縄最高峰の賞で入賞できたことは自分のことのようにうれしい。熱心に描き続けてきた娘を誇りに思う」と祝福する。(社会部・垣花きらら)
デザインの仕事をしている父の影響もあり、絵を描くことは幼い頃から好きだった。城間さんは「絵を描いているとポジティブな気持ちになれる。自分の気持ちをコントロールしてくれるもので、人生になくてはならないもの」と話す。
今回初出品した作品は、一番得意なスタイルの油絵だ。モチーフは好きなカエルや妖怪。カエルが人間に化けて人間界から妖怪の世界へ電車で向かう様子を描いた。「妖怪の世界など非日常を体験したいが、現実的には難しい。絵の中で表現することで想像を膨らませた」と語る。
タイトルは「奇宅ラッシュな怪速メトロ」。怪奇な世界観がより伝わるように作品名もこだわった。
城間さんの作品の特徴は、自身が絵の中に登場すること。今後制作していく作品にも自身を潜り込ませ、シリーズ化していく予定だという。
城間さんは「まさか新人賞を取れるなんて思わなかった。日本だけにとどまらず、海外でも通用するようなアーティストになりたい」と意欲を見せた。
外部リンク
- 世界の注目集める「タイポップ」の魅力とは DJ817が語る沖縄音楽史との共通点
- 同じクラスから沖展新人賞2人! 浦添工業高校2年の比嘉杏佳さん(彫刻)と余力百香さん(書芸) 「これからも切磋琢磨」
- 〈第32軍ができた日(下)〉SNSやガイドで沖縄戦を発信 メディア界に飛び込む22歳「平和を紡ぎたい思い、若者も同じ」【あの日 あの時 戦場で~若者とたどる沖縄戦80年】(動画あり)
- 「これって本物なの?」 ふくらむ好奇心 美の祭典 開幕 [沖展2024 75tn OKITEN EXHIBITION]
- 楽しみながら未知の領域へ 転職のたび多大な成果残した49歳 入社したばかりの文具大手コクヨで描く壮大な計画
この記事に関連するニュース
-
葛飾北斎はなぜ「琉球八景」を描いた? 創作落語の筋書きは将軍との縁 藤木志ぃさーさん、作品展示中の浦添市美術館で話芸
沖縄タイムス+プラス / 2024年5月6日 6時16分
-
梶光夫 多彩な趣味 彩り豊かに 輝く人生を 歌手から世界的ジュエリーデザイナーに転身
スポニチアネックス / 2024年5月3日 5時2分
-
FC琉球やキングスのマスコットデザイン手掛けた城間英樹さん 5月1日から初個展 沖縄県立博物館・美術館で ロゴや似顔絵をポップに50点
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月30日 10時30分
-
“妖怪博士ちゃん”の高校生を特集!日本の鬼の交流博物館 春季特別展「妖怪探究家 関本創の物怪浄土 in 福知山」開催オリジナル妖怪を描くワークショップも
PR TIMES / 2024年4月22日 16時45分
-
「芸術作品に触れて」 沖展選抜展が開幕 入賞など114点 うるま市で4月17日まで
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月13日 7時44分
ランキング
-
1年収は「130万円」と「140万円」のどちらが損ですか? 夫の扶養に入っていますが、実際の手取りはどのくらいになるでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年5月6日 4時30分
-
2外国人観光客向け「二重価格」は海外にも存在するが……在欧日本人が経験した「三重価格」の塩対応
オールアバウト / 2024年5月7日 18時30分
-
3「スナップえんどう」の筋取りが、お家にあるアレを使うだけで簡単キレイに!驚きのアイデアに「目からウロコ」「見ていて気持ち良いー!」
まいどなニュース / 2024年5月6日 15時45分
-
4クルマのホイール「アルミ」と「スチール」どっちがいい? 足元を支える“重要パーツ”のメリット・デメリットとは?
くるまのニュース / 2024年5月7日 17時40分
-
5自転車用ヘルメットは“適合マーク”付き製品を選んで 国民生活センターが呼び掛け
オトナンサー / 2024年5月7日 22時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください