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パッチー・石なーぐ・いっとがよう… 沖縄のなつかしい遊び、人形45体で再現 息遣い伝たわる作品展示会

沖縄タイムス+プラス / 2024年4月27日 17時52分

岸本秋子さんの作品

 【北谷】北谷町砂辺区出身で那覇市在住の人形作家岸本秋子さんの人形展「昔なつかし子どもたち」が23日、琉球銀行北谷支店イベントホールで始まった。5月10日まで、土日祝祭日を除き午前9時から午後3時まで開催する。入場無料。(翁長良勝通信員)

 岸本さんが人形作りを始めたのは1998年。それまでは、豊見城市にある窯業所で趣味の陶芸にいそしんでいた。友人から人形作家の与(あたえ)勇樹氏の写真集を見せられ、「これが人形?」とクオリティーの高さに感動し、人形作りにはまった。その後も研さんを積み、写真集「岸本秋子写真集『童』」を発刊するほど実力を付けた。

 今回は古里での展示ということで、55~65年ごろの戦後沖縄の子どもの遊びをテーマにした。

 男の子の遊び「パッチー(めんこ)」「たまぐゎーくゎえ(ビー玉)」「三角ベース野球」や女の子の遊び「石なーぐ(お手玉)」「いっとがよう(おはじき)」、登下校の様子やタンカーユーエー(誕生祝い)の様子を再現した。

 展示する人形は計45体で、体長20~30センチ。素材はゴム粘土。鋳型に粘土を入れ、かたどりした後乾燥させ、色を塗った。布の切れ端で衣装を作った。目の表情が一番難しかったという。

 生活の息遣いが伝わる作品に、訪れた人は「今にも駆け出しそう」と称賛した。岸本さんの幼なじみの新里因盛さんは「秋ちゃんに古里での展示会を前から希望していた。近くで作品を観賞することができうれしい」と笑顔を見せた。

 岸本さんは「古里で初めて展示会を開くことができ感無量。力添えしてくれた幼なじみに感謝。多くの人に観賞してほしい」と語った。

 問い合わせは岸本さん、電話・ファクス098(885)2501。

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