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「ちゃんとしただしで勝負したい」強火で一気に香る豚だし 鶏がら・かつお節・香味野菜加える 地元客「これが宮古そばだ」

沖縄タイムス+プラス / 2024年9月13日 9時20分

兄の伊良皆翔さん(左から3人目)、弟の飛馬さん(同4人目)らスタッフ=7月29日、宮古島市上野

[胃心地いいね](794) 宮古そば まっすぐ本店 宮古島市上野上野437

 店に入ると豚骨ラーメン専門店のような豚だしの香りが漂う。宮古島市のシュレーダー通りにある「宮古そば まっすぐ本店」は代表の伊良皆翔さん(31)、店長の飛馬さん(29)の兄弟と友人らで昨年3月に開店。昔ながらの味を目指したそばが、地元と観光の両方の客から人気を集めている。

 そば作り初心者だった飛馬さんは動画を見て自己流でスープを作ってみたがうまくいかず、専門店の先輩たちに教えを請うた。「若い人が受け継いでくれるなら」と快諾してもらい、約半年かけて勉強した。

 かつての宮古そばのだしは、一番安く手に入った豚がらが主流だったという。火加減ができない釜を使って強火で一気にだしを取ると、臭みも強くなる。「まっすぐ」ではその臭みを生かしつつ、鶏がらやかつお節、香味野菜を加えて食べやすくした。

 味が決まったのは開店の数週間前。飛馬さんが沖縄本島にいた時に好んで食べていた骨汁の味に近いものができた。地元の高齢者から「久しぶりに昔のそばを食べた」「これが宮古そばだ」と言ってもらえるのがうれしい。

 看板メニューのまっすぐそば(小750円、中850円、大950円)は三枚肉、ソーキ、平かまぼこが楽しめる。だしを効かせたジューシー(250円)やから揚げ(3個300円)などサイドメニューを加えても、ランチが高騰する宮古島ではお手頃の価格だ。

 近く、和食メインの朝食を提供する2号店を下地川満にオープンさせ、さらなるファン拡大を狙う。

 宮古島では観光客向けの変わり種も多い中、「ちゃんとしただしで勝負したい」と翔さん。「宮古島にはすごい店がいっぱいあるので、そこに負けないようにしたい」と若いスタッフたちと共に突き進む。

(宮古支局・當山学)

 

 【お店データ】営業時間は午前11時から午後4時(ラストオーダー3時半)。不定休。店内30席、テラス8席、駐車13台。

 

(写図説明)兄の伊良皆翔さん(左から3人目)、弟の飛馬さん(同4人目)らスタッフ=7月29日、宮古島市上野

(写図説明)三枚肉とソーキ、平かまぼこが乗った「まっすぐそば」と、サイドメニューのジューシー、から揚げ

(写図説明)宮古そば まっすぐ本店

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