1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

世界に一つだけの式場! 廃校となった塩屋小で手作り結婚式 新郎新婦や友人ら設営、170人が祝福 沖縄・大宜味村

沖縄タイムス+プラス / 2025年1月13日 10時20分

旧塩屋小学校の体育館で開いた披露宴で、新郎新婦(中央)と乾杯する参加者ら=2024年11月24日、大宜味村

 沖縄県大宜味村の旧塩屋小学校でこのほど、卒業生の丹原(旧姓玉城)聖奈さん(23)と夫の健翔(けんしょう)さん(32)が、結婚式を開いた。新郎新婦や友人らが会場を設営し、世界に一つだけの式場が完成。県内外から約170人が参列し、2人の門出を盛大に祝った。(北部報道部・比嘉海人)

 学校統合で2016年3月に廃校となった塩屋小。旧校舎は現在、村の「学校跡地活用事業」で一般社団法人「大宜味ユーティリティーセンター」が管理し、宿泊施設やレンタルスペースなどとして使っている。

 昨年11月24日、グラウンドに舞台を設けて人前式を開き、塩屋湾を一望できる体育館を会場に仕立てて披露宴を催した。会場設営には業者を入れず、大宜味ユーティリティーセンターの職員や新郎新婦、その友人知人らが担ったという。

 披露宴では、健翔さんの友人4人が塩屋湾からカヌーに乗って現れる演出も。夜は旧図書館で2次会を開き、県内アーティストやDJらによるライブで朝まで盛り上がった。

 2人は21年に出会った。健翔さんの知人が店長を務める飲食店で、聖奈さんが働いていたことがきっかけ。旧校舎で結婚式を開きたかった理由は、村内に住む聖奈さんの家族や親戚が確実に参加できるようにしたかったからだという。

 聖奈さんは希望がかなったことに「感動です。それに、私たちと関わりのある大勢の人が地元、大宜味村に集まったことにも感激した」と笑顔。健翔さんは「妻にゆかりのある場所で式を開けて良かった」と達成感をにじませた。

 同センターの中西康展代表理事は「旧塩屋小を地域に役立てることが、私たちの一番の目的。結婚式の開催はこの上ないことだ」と喜び、2人を祝福した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください