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桂由美さん死去『サクラ大戦』声優が追悼 ブライダルショー開催で折笠愛「とても貴重な体験でした」

ORICON NEWS / 2024年4月30日 12時0分

桂由美さん(C)ORICON NewS inc.

 ブライダルファッションデザイナーの桂由美さんが死去した。ユミカツラインターナショナルが30日、公式インスタグラムで発表した。94歳だった。桂さんは2000年に人気コンテンツ『サクラ大戦』とコラボしたブライダルショーを開催し、出演声優たちがドレスを着て、踊るなどしたこともあって、藤枝かえで役の折笠愛が自身のXを更新し追悼した。

【写真】すげぇ…桂由美さんデザインのドレス着る『サクラ大戦』声優たち

 折笠は「桂由美さんのご逝去の報に接し サクラ大戦ブライダルショーを思い出しています」とし、「かえで役の私はウエディングドレスではありませんでしたが桂さんのドレスを着させて頂き、陶山くんと歌唱したのはとても貴重な体験でした。心よりご冥福申し上げます」と追悼した。



 桂さんについて同社は投稿で「桂由美に感謝を込めてー」と題し、「株式会社ユミカツラインターナショナルは、1965年以来ユミカツラのクリエイティブディレクターを務めてきた桂由美(かつら・ゆみ/94歳)の逝去を発表します」と発表。

 発表で同社は桂のこれまでの活動を振り返り「数々の困難を乗り越えながら、実業家として、変革者として、“婚礼衣装の選択肢を増やしたい”とブライダル革命を起こし続けた桂由美の功績に触れることなしには日本のブライダルは語ることが出来ないでしょう」とコメント。手掛けた多くのドレスについて「多くの花嫁様を輝かせ、かつてない自信と感動を届け、新しいクリエイションを生み出し続けてきたことは忘れてはなりません」としのんだ。

 また同社の常務執行役員、鞍野貴幸氏は「桂由美氏は、誰よりも花嫁を美しくすることに寄り添い、日本のブライダル文化の発展を願い、そしてユミカツラを愛していました。そのあくなき挑戦を続けるマインドによって、誰も想像しなかった未来を切り拓き、数多の遺産を残してきました。1965年から今日までの60年間並々ならぬ情熱を捧げてこられた桂由美氏の意思を受け継ぎ、ユミカツラとして100年続く企業を目指します。」と言葉を寄せた。

 今後は、デザイナーで30年以上桂さんの右腕としてクリエイションをしてきた藤原綾子氏・森永幸徳氏・飯野恵子氏の3人が率いる「ユミカツラ」のクリエイティブチームが、「桂由美の想いと遺産が生き続けるよう、後任としてコレクションの制作を託されました」とし、「ユミカツラは、心より哀悼の意を表しますともに、ご冥福を心よりお祈りします」とつづった。

 桂さんは1930年生まれ、東京都出身。東京オリンピックが開催された64年、赤坂に日本初のブライダル専門店をオープン。ファッションブランド「ユミカツラ」創業者兼デザイナーとして、世界的に活躍。日本にウェディングドレス文化を広め、働く女性実業家の先駆けともなった。

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