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ふぉ~ゆ~辰巳雄大、新作舞台のけいこ場でも『駄菓子屋』オープン “過酷”な現場物語る結果に「今まででダントツ」

ORICON NEWS / 2024年5月9日 17時3分

舞台『Change the World』取材会 (C)ORICON NewS inc.

 4人組グループ・ふぉ~ゆ~の辰巳雄大が7日、都内で行われた舞台『Change the World』(6月8日~16日上演、東京・サンシャイン劇場)の取材会に参加し、すでにスタートしているというけいこ場の様子を明かした。

【写真】グレーのスーツ姿で登壇!松岡充の“元相棒”刑事役を務める辰巳雄大

 本作は、秦建日子氏が2023年に発表した小説「Change the World」を原作に、秦氏自ら脚本を書き下ろし、舞台化する社会派ミステリ。『サイレント・トーキョー』のタイトルで映画化された秦氏の小説「And so this is Xmas」の続編で、作中では「And so this is Xmas」で描かれた世界から2年後の東京が描かれる。渋谷で起きた爆弾テロ事件から2年後、錦糸町で新たな事件が起こる。渋谷テロ事件解決の立役者となった刑事の世田志乃夫(松岡充)は、その事件を追うことになる。



 辰巳にとっては、秦氏が「秦組」旗揚げ公演として上演した『Pain』を観劇した2008年以来、約16年越しとなる念願のカンパニー入り。「『Pain』で“演劇は生ものなんだ”ということをすごく感じて、衝撃を受けたんです。そのときからずっと、秦さんの名前を見るたびに『いつか絶対出たい、秦組に参加したい』という強い気持ちがあった」と言い、「今回作品に参加できることが決まったとき、まずはその当時から長年掲げてきた目標を達成できた気がしました。『俺、ここまで来たぞ』というか、芝居でちゃんと呼ばれるようになったんだという自覚が生まれて、すごく気合いが入ったんです」とうれしそうに伝えた。

 けいこをスタートさせた現在、出演キャスト全員がそれぞれに試行錯誤をしている最中だと明かしながら、「僕はけいこ場で駄菓子屋を開くんです」と言い、「今回も1万3000円分くらい買い込んだんですけど、3日でほとんどなくなっちゃって。今までのカンパニーの中でもダントツで減りが早い」と、けいこ場での様子を伝えた。

 これに主演の松岡は「ずっと頭を使っているから、きっとみんな血糖値を上げようとしているんですよ(笑)」と分析。実際、「オフのときがないんです。休憩中に全員がそれ以前までに決めたことなどを自分の中に落とし込むので、休憩でちょっと世間話をしたり、けいこ後にご飯に行ったりする余裕がない」と“過酷”な状態も吐露した。

 それほどまでに凄まじいエネルギーで臨んでいる本作について、辰巳は最後に「演劇は一度として同じものができないものだと思っています。だからこそ、劇場で感じてもらえるものがたくさんある作品だとも思います」とし、「この『Change the World』というタイトルが、見終わったみなさんにのしかかってくるはず」と予言しながら「登場人物みんながアツい思いを持ってステージに立ちますので、ぜひ劇場で一緒に事件を解決していただけたら」と呼びかけた。

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