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UUUMなどが誹謗中傷防止への取り組みを共同発表 「悪意のある加害者に変化を促すきっかけを」

ORICON NEWS / 2024年5月22日 14時54分

「誹謗中傷対策検討分科会の取り組み」説明会を都内で開いた(左から)加藤卓氏、麓貴隆氏、竹川洋志氏、山口真一氏、梅景匡之氏 (C)ORICON NewS inc.

 インターネット上での自由で安全なクリエイティブ活動を推進する「一般社団法人クリエイターエコノミー協会」は22日、「誹謗中傷対策検討分科会の取り組み」説明会を都内で開いた。分科会に参画するYouTuberやVTuver事務所のUUUM、ANYCOLOR、カバーのほか、関係者らが登壇し、これまでの対策事例を紹介しながら、悪質な誹謗中傷に対する抑止力の向上を図った。

【写真】多角的な対策の必要性を訴える山口真一氏

 同協会は昨年6月に「誹謗中傷対策検討会」を設置。YouTubeなどのグーグル日本法人や、メディアプラットフォーム・note、UUUM、ANYCOLOR、カバーが参画し、共同で課題に取り組んできた。同検討会には、誹謗中傷問題の有識者として国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一准教授が参加し、各社が垣根を超えて意見交換を続けてきた。同協会代表理事を務めるUUUMの梅景匡之社長は6月に設置された検討会やUUUM、ANYCOLOR、カバーでつくる分科会での取り組み内容や課題などを説明。今回の共同発表の意義を「悪意のある加害者に変化を促すきっかけに」と話した。



 説明会に出席した山口准教授は自身の研究から誹謗中傷の実態について解説した。発信者は一般人に比べ誹謗中傷を受けやすく、被害を受けた発信者の約20%が同様のコンテンツに関する記事執筆をやめた経験がある実態を明らかにしたほか、発信者が誹謗中傷に対する対応に苦慮する現状を述べた。またこうした誹謗中傷はごく一部の極端な意見が目立ってしまう構造になっていることも解説した。山口准教授は「人類総メディア時代が到来し、恩恵ももたらされているが力強い道具だからこそ、ネガティブな面も大きくなってしまった」として、多角的な対策の必要性を述べた。

 このほか、UUUM、ANYCOLOR、カバーの関係者が登壇し、誹謗中傷対策の具体的な取り組みをそれぞれ説明し、対応方法の共有などを図った。UUUM所属の人気ユーチューバー・HIKAKINは「ネットにおける誹謗中傷の深刻化に伴い、多くの関係者が対策に向けて動いている中で、今回のような取り組みの輪が大きくなり、より多くの人に知ってもらえるとうれしい」とコメントを寄せた。

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