マガジン大型新人の漫画『GALAXIAS』週刊連載終了で謝罪 ペースに追いつけず『マガポケ』へ移籍「不甲斐ない気持ち」

週刊少年マガジンで週刊連載終了した『GALAXIAS』のカラーイラスト

　漫画『GALAXIAS』（ガラクシアス）が、15日発売の連載誌『週刊少年マガジン』7号にて週刊連載を終え、漫画アプリ『マガポケ』へ移籍し、2月5日より隔週連載となることが発表された。作者・果坂青氏が週刊連載のペースに追いつけないことが理由で、「週刊連載のペースに追いつけず、休みがちで本当に申し訳なかったです。休載や減ページの度に不甲斐ない気持ちでいっぱいでした」と謝罪した。

【画像】どんな漫画？激しい戦闘シーン　マガジン新人が描いた『GALAXIAS』数ページ

　2024年7月より連載中の『GALAXIAS』は、人間の少女・ジオが、竜人の青年・ネレイドと出会い冒険するファンタジー。2022年に開催された第108回週刊少年マガジン新人漫画大賞（※当時の表記は新人漫画賞）で最高賞に当たる特選を受賞し、60年の歴史の中で“史上最高得点”の傑作となり、編集部が驚いた秘話がある。

　また、作者の果坂青氏は経歴が特殊で、漫画家になる前はomao名義で活動。AyaseのMIKUNOYOASOBIや、AdoのDIGNITYのジャケット&Music Videoを担当するなど、有名アーティスト達と仕事をしていた。

　期待の大型新人でマガジン編集部の担当者は「そもそも特選が出ること自体が珍しい賞で、それだけではなく、本作は同誌が開催する新人漫画賞の中で、歴代最高得点を記録しました」とし、「本当に驚きました。新人漫画賞で真島ヒロ先生（代表作に『EDENZ ZERO』『フェアリーテイル』『RAVE』など）の作品を初めて読んだ時に近い衝撃です。この30年の中でも最高レベルの作品の一つと言えます」と絶賛していた。

　そんな中で今回、週刊連載が終了。マガポケへ移籍となり編集部は「いつも『GALAXIAS』をご愛読いただき、誠にありがとうございます。今号をもちまして本作は週刊少年マガジン誌上での連載を終了し、マンガアプリ「マガポケ」に移籍となります。果坂先生と協議を重ねた結果、作品のクオリティを最優先に尊重し、アプリ上では隔週連載の形を取らせていただく運びとなりました。読者の皆様には大変ご不便をおかけしますが今後ともご愛顧のほど、何卒よろしくお願いいたします」とお詫び。

　果坂青氏も「マガジンの皆さん、いつもありがとうございます。果坂です。週刊連載のペースに追いつけず、休みがちで本当に申し訳なかったです。休載や減ページの度に不甲斐ない気持ちでいっぱいでした。今後はより一層安定した連載を実現し、皆様に安心・信頼していただけるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします」と伝えた。

　なお、コミックス2巻は予定通り2月17日に発売される。