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79歳・長塚京三、裸体シーン振り返り感動「自分というやつが愛おしく」

ORICON NEWS / 2025年1月14日 21時19分

裸体シーン振り返り感動したことを明かした長塚京三(C)ORICON NewS inc.

 俳優の長塚京三(79)が14日、都内で開かれた映画『敵』(17日公開)日本外国特派員協会記者会見に登場し、12年ぶりに主演を務めた同映画への思いを語った。

【写真】さすが…!流暢なフランス語を披露した長塚京三

 作家でありながら、さまざまな顔を持ち、文壇・メディアとの戦いを経て、生き抜いてきた筒井康隆氏の同名小説が原作。映画『桐島、部活やめるってよ』『騙し絵の牙』の吉田大八が監督を務め、モノクロ映画に仕上げた。『第37回東京国際映画祭(TIFF)』では、東京グランプリ/東京都知事賞を受賞したほか、吉田監督が最優秀監督賞、長塚が最優秀男優賞を受賞するなど三冠となった。

 主人公は、渡辺儀助、77歳。元大学教授で今はリタイアし、妻に先立たれている彼は、朝起きる時間、食事、衣類、使う文房具一つに至るまでを丹念に扱い、預貯金の残高と生活費があと何年持つかを計算し、自分の寿命を知る。そんな儀助の元にある日「敵」が現れる…というストーリー。



 今作でヌードを惜しげもなく披露した長塚。撮影を振り返り「結果としては大変な経験。その瞬間、僕はある種の感動を覚えましたね」としみじみ。「自分自身の美しくない裸体を見て、初めてのことですけど、その自分というやつが愛おしく思えました。『ああ、お前も生きていかなきゃな。つらいことはあるさ』って。そういう考えでした」と語った。

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