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紙1枚が今にも動き出しそうなタコに…切り絵で表現された「神業」に圧倒

おたくま経済新聞 / 2018年12月28日 15時24分

写真

切り剣さん(@kiriken16)提供i

 1枚の紙から切り出される「切り絵」。最近ではSNSなどでその作品を投稿し話題になっている人もチラホラいますが、とある1枚の切り絵に誰もが驚愕と感嘆の声をあげています。

 繊細な切り絵で界隈で話題になっている“切り剣”さんの作品。「『海蛸子』蛸の古い呼び方です。紙を重ねたりはせず単純に一枚切り絵でどこまで表現できるか、持てる技術を総動員して作った今年一番の大作です」と、今回の大作をツイッターに投稿しています。ちなみに、「海蛸子」は、“かいしょうし”と読み、海に棲む蜘蛛という意味があるのだそう。

「海蛸子」
蛸の古い呼び方です。
紙を重ねたりはせず単純に一枚切り絵でどこまで表現できるか、持てる技術を総動員して作った今年一番の大作です。#切り絵 pic.twitter.com/ISz3U0BQ08

— 切り剣 (@kiriken16) December 26, 2018

 さて、この作品をよく見てみますと、その繊細さが分かります。陰の部分をあらわす立体感を細かな線で表現、吸盤の一つ一つもごく細かいレース編みの様な繊細さ。まるで生きているような写実的なタコのうねりは、乗せている手から今にも動いて滑り落ちるのではないかと思わせるほど。このままお湯で茹でたら本物のタコになって赤く茹で上がってくるのではないかと思ってしまうほどです。

 切り絵を見た人からは、「これは凄い、というより凄まじい作品」「絵でも凄すぎるのにこれはやばい!!」「今にも動き出しそう」「まるでエッチングの挿絵が浮いてる様な感じ」などなど、作品を絶賛する声が多数寄せられています。


 この繊細なタコの切り絵、切り剣さんに話を聞いてみたところ、何と2か月で完成させてしまったのだそう。大きさはA2サイズ。普段はA3~A4サイズで作品を制作している切り剣さんにとって、事情により2か月でA2サイズで制作、というのはかなり高いハードルであったようです。 加えて奥行きや立体感など、今まで試行錯誤してきた物の総集編とも言える作品にしたかったという事でかなり下描き段階で苦労されたそう。「普段下描きを制作している時は段々気分が乗って来て途中からサラサラと描ける様になるのですが、この作品においては最後まで手を止めては悩んでいました。しっかり悩んでしっかり下描きを描いた分、切る時は勢いに乗って切る事が出来て難産ではありましたがとても楽しく制作する事が出来ました」との話。

 切り剣さんの作品はタイムラインにも随時掲載されていますが、2019年4月には大阪で2人展も開催されるそう。切り剣さんの作品を間近に見る事ができますよ。

来年の四月に開催します2人展( @jun_cutout / @kiriken16 )の詳細が固まって来ました!

『光と彩り/線と密度』

【会場】
ミライエギャラリー 

【住所】
大阪市中央区上本町西2丁目 6-22

【日程】
4月24日(水)~4月30日(火) pic.twitter.com/jOrQMmBp0I

— 切り剣 (@kiriken16) October 31, 2018

<記事化協力>
切り剣さん(@kiriken16)

(梓川みいな)

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