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万が一に備えましょう Twitterから避難するユーザー向けの情報掲示板がオープン

おたくま経済新聞 / 2023年7月8日 15時0分

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万が一に備えましょう Twitterから避難するユーザー向けの情報掲示板がオープン

 Twitterでは7月1日に行われた「API制限」により混乱が続いています。ユーザーたちは「避難先」をもとめて他のSNSに移動したり、別のSNSアカウントを案内したりするなど動きが活発化しています。

 こうした混乱した状況に対し、ツイッターユーザー・詩陽恵瑠さん(以下、しぴえるさん)が、避難情報を書き込み出来る掲示板を新たに開設。早速多くの方が利用しているようです。

 掲示板にアクセスしてみると、トップ画面に使い方説明や記入用のテンプレートがあり、とても親切な設計。InstagramやMastodon、Misskey等のIDやリンクを記載して、案内が出来るようになっています。書き込みはキーワード検索にも対応し、もちろん無料で利用することが可能です。

掲示板の様子

 しぴえるさんに話をうかがうと、過去にイーロン・マスク氏がTwitterのエンジニアを解雇してしまったというニュースを聞いた時から、いつか不具合が出るのではないか、と危惧していたのだそう。

 今回のAPI制限に関しては「極端なデータスクレイピングやシステムの不正な操作に対応するための一時的なもの」という声明が出ていますが、ある日突然アカウントが停止してしまった時などに、フォロワーとまた繋がれる場所を作っておきたい、という思いから、掲示板を開設したとのことでした。

 昔ながらの掲示板形式にしたのは、「すぐに作ることができて、誰でも利用方法が分かる」という理由から。無料ホームページ作成サービスの「まめわざ」を利用し、システムも既存のものを使っている、とやや控えめに話しますが、困っている人のためのサービスをすぐに作る、という行動力が何よりも素晴らしいと感じます。

 初めは「自分の周囲で認知されて、界隈のフォロワー探しに役立てばいいな」程度に考えていたそうですが、結果的に開設からわずか数日で900件(7月7日現在)を超える書き込みがなされるなど、大きな反響が寄せられる結果に。しかしある意味では、それだけ多くの方が、Twitterの今後を危惧している、という現れでもあるのでしょう。

掲示板には9000件以上の書き込みが

 「マストドンなどの移住先が挙げられていますが、短文で繋がるSNSの文化がここまで一般的になったのは、やはりTwitterのおかげだと思います。できればこれ以上使いづらくなることなく、Twitterが人気サービスとして存続していてほしいです」

 想定以上の注目に対し、こうコメントしたしぴえるさん。避難情報サービスを提案しながらも、従来のような使いやすいSNSにして欲しい、という願いを今も持ち続けているようです。

 直近では、API制限は徐々に解除されつつあるようではありますが……果たしてTwitterの今後の行方やいかに。

Twitterがいつ終わるかわからない状況なので、自分のTwitterアカウントと、移住先を記入する掲示板を作りました
万が一の時に、仲の良かったユーザーを探すのに役立てていただければと思います
このツイートが見えている方、よければ拡散してくださいhttps://t.co/VIWiHB39Df

— 詩陽恵瑠 / y0sh1 (@sh1p1_ele) July 1, 2023

<参考>
Twitter避難情報掲示板

<記事化協力>
詩陽恵瑠 / y0sh1さん(@sh1p1_ele)

(山口弘剛)

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