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飼い主の留守中にペットが“事故死” 注意点&対策をNITEが解説

オトナンサー / 2024年4月13日 7時10分

ペットによる火災事故とは…

 独立行政法人製品評価技術基盤機構「NITE(ナイト)」が、ペットによる火災事故について注意喚起しています。犬や猫といったペットを家の中で飼っている人は少なくないと思います。そんなペットたちは、家族の一員として癒やしを与えてくれますが、ペットの思わぬ行動によって火災を伴う事故が発生しているということです。

 2013年度から2022年度までの10年間にNITEに通知された製品事故情報では、ペットによる事故が61件発生。うち54件の約9割が火災とのことです。

 事故の製品別で、件数が最多なのは「ガスコンロ」で、犬や猫が操作ボタンを押したことで発火したと考えられる事例があるということです。

 ペット別で件数が最も多いのは「猫」で、製品全般で事故が発生。また、猫は「IHコンロ」「太陽光発電用パワーコンディショナー」「プリンター」などの高い位置にある製品に飛び乗って事故を発生させる傾向があり、猫の高い身体能力も事故に関係しているとようです。

 事象別では、“もふもふプッシュ”と呼ばれたりする「ペットがコンロの操作ボタンやスイッチを押したことで発火」したものが最も多く、飼い主の留守中にペットが死亡する事故が2件発生しているということです。

 NITEは事故を防ぐポイントとして、ペットがガスコンロに寄りかかったり、IHコンロの上に登るなどして操作ボタンやスイッチを押してしまうことがあるといい、万が一そのような事態になっても火災につながらないよう、ペットを家に残して出掛ける際は、「出掛ける際はガスコンロの元栓を閉め、IH・電気コンロは主電源を切る」「操作ボタンをロックする機能がある場合は使用する」などの対策をとるよう促しています。

 特に犬や猫は行動範囲が広いため、出掛ける際は室内で放し飼いせずに「ケージ」に入れておくことも、大切なペットを火災から守るために有効な対策の一つとしています。

 ペットが、コンロの火をつけたり、ストーブを倒したりした際は、製品の熱源に可燃物を接触させてしまうことがあるため、コンロや暖房器具のまわりには可燃物やペットの興味を引く餌、おもちゃなどを放置しないことも「大切」とコメントしています。

 さらに、ペットは電源コードやバッテリーをかんで、ショートさせることもあります。電気製品を使用しない時や外出時はプラグを抜いて、ペットの行動範囲の外に保管。ペットの尿によるトラッキング現象で、電気製品の火災事故も発生しており、ペットが好む排尿場所などに配線器具や電気製品を置くのもやめるよう勧めています。

オトナンサー編集部

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