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「三色おはぎ」の“3色目”→西日本では「黒ごま」じゃない!? SNS衝撃走る「ビックリした」「意外すぎる」

オトナンサー / 2025年1月5日 21時10分

「三色おはぎ」の3色目といえば…?

 伝統的な和菓子の一つ「おはぎ」を3種類の味でセットにした「三色おはぎ」。彩りと味のバリエーションが楽しめるセットですが、実はその“三色”の味には地域差が色濃く出ているようです。どのような違いがあるのか、ネット上の声をのぞいてみました。

■あんこ、きなこは共通だけど…

「三色おはぎ」は基本的に、あんこ、きなこの2種類は全国共通ですが、3種類目に地域や食文化の特色が強く出ています。東と西ではっきりと分かれており、東日本では「黒ごま」味が主流。濃い味が好まれる東日本では、油気のあるごまが好まれているようです。

 一方で、西日本に多いのが「青のり」味。薄味が好まれる西日本では、上品な香りの青のりが支持されています。他の地域に住む人からは、お菓子に青のりを使う意外性に衝撃が走ったようで SNSなどでは「関西で青のりのおはぎが出てきたときはビックリした!」「おはぎに青のりって、意外すぎてびっくり」と驚きの声も上がっていました。

 さらに他の地域を見ていくと、宮城県や山形県の周辺では、3色目に名物の「ずんだ」を使うことも多い模様。一方で、沖縄県では「元々、おはぎを食べる習慣がない」という声もありました。

 一体なぜ、このようなバリエーションの違いが生まれたのでしょうか。一説では、鎌倉時代には既におはぎに近いものはあったとされ、現代でも定番のあんこで作られていました。江戸時代に入ると、香りや彩りを楽しむために他の素材を使ったおはぎが生み出されます。特に京都ではさまざまなバリエーションが広まり、あずき・白あん・きなこ・ごま・青のりの「五色おはぎ」が生まれました。これが現在の「三色おはぎ」のベースとなり、それぞれの地域に合うものが残った……といわれています。

 ちなみに、おはぎは「ぼたもち」という呼び方もされますが、実はほぼ同じもの。春の彼岸に供えるお菓子を、この時期に咲く花「牡丹(ぼたん)」にちなんで「ぼたもち」、秋の彼岸は「萩(はぎ)の花」にちなんで「おはぎ」と呼ぶようになりました。

 皆さんの地域で食べる「三色おはぎ」は何味ですか? 地域ごとに異なる味わいが楽しめるのは、「三色おはぎ」の魅力でもありますよね。食べたことのないおはぎの味にも挑戦し、伝統ある食文化に触れてみてはいかがでしょうか。

オトナンサー編集部

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