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「せんでん」ではありません!「喧伝」の読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2020年8月12日 11時30分

漢字には馴染みのある形に部首がついたものなど、よく似た形のものを多々見かけます。ただ、形はよく似ていても読み方が全く違うということもしばしば。そのため「この漢字によく似てるから、同じ読み方をするのでは?」と思い込んだ読み方が間違っている、なんていうことも…。

そこで本記事では、意外と読めない漢字クイズを出題します。

「喧伝」の読み方、知っていますか?

「喧伝」の読み方は?

「喧伝」の「喧」が、「宣伝(せんでん)」の「宣」に「口(くちへん)」がついた形をしていることから「『宣』と同じ読みなのでは?」と思った人もいるはず。しかし「喧伝」を「せんでん」と読むのは、残念ながら不正解です。

ちなみに「宣伝」は

1 商品の効能や主義・主張などに対する理解・賛同を求めて、広く伝え知らせること。
2 事実以上に、また、事実を曲げて言いふらすこと。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味し、「喧伝」は

盛んに言いはやして世間に広く知らせること。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

盛んに言いふらすこと。世間でやかましく言いたてること。

出典元:三省堂 大辞林第三版

を意味します。

正解は…

「けんでん」です。

「喧」は

  • 音読み ケン
  • 訓読み かまびす(しい)・やかま(しい)

と読みます。「宣」のように「セン」とは読みません。

「喧伝」は「宣」の読みにつられやすい言葉かもしれませんが、「喧」自体は「喧嘩(けんか)」や「喧騒(けんそう)」と見ると身近に感じられるのではないでしょうか。

そんな「喧」の読みで厄介なのが訓読み。がやがやと騒がしいさまなどを表す「喧しい(かまびすしい・やかましい)」はなかなかすぐには思い浮かばないものです…。

「宣伝」と「喧伝」

「宣伝」も「喧伝」も“広く知らせる”という点は共通していますが、「宣伝」はモノやコトに関する情報を広く人に知らせ、内容を理解してもらおうとするのに対し、「喧伝」は騒がしさややかましさを表す「喧」の字の通り、やかましく知らされた情報であり、人々に強烈なイメージを与える印象があります。

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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