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【動物漢字】「うみうま」ではありません!「海馬」は何と読む?

OTONA SALONE / 2020年9月17日 20時0分

普段はカタカナやひらがなで表記される動物の名前。実は漢字で表すことができる動物も多いのです。しかし、見かける機会が少ないと何の動物か分からないこともありますよね。

そこで本記事では、海の生き物の漢字を出題します!

「海馬」は何の動物でしょうか?

「かいば」や「うみうま」と読めます。

実は、どちらの読み方をしても間違いではありません。

それぞれが、ある生き物の別名なのです。

では、「かいば」や「うみうま」は何の生き物の別名でしょうか?

ヒントは、「かいば」は哺乳類で、「うみうま」は魚類です。

まずは動物の仲間である「かいば」からいきましょう。

正解はこちらです。

「セイウチ」です。

「トド」の別名として使われることもあります。あるいは、アシカなどを含めた海獣の総称として用いられることもあります。

また、セイウチは「海象」、トドは「胡獱」や「魹」と表記することもできます。

魚へんに毛と書いてトドと読むのは面白いですね。

「魹」という字は日本で作られた国字です。

トドは魚ではありませんが、昔の人は毛の生えた大きな魚だと思ったのでしょう。

そういえば、クジラも漢字だと「鯨」と書きます。やはり魚の仲間だと思われていたようですね。

ちなみに、「鯨」は魚へんに京ですが、「京」という漢字には「高い」「大きい」という意味があります。

「京都」は大きな都を表しています。また、数の単位も「億」「兆」の次は「京」ですよね。

「鯨」という字は大きな魚を表現したのですね。

 

では続いて、「うみうま」は何の生き物の別名でしょうか?

こちらは魚の仲間です。

しかし、このヒントがかえって難しくしてしまうかもしれません。

見た目が魚っぽくないからです。

海にいる、馬のような形をした生き物を想像してみましょう。

正解はこちらです。

「タツノオトシゴ」です。

「かいば」と読んでタツノオトシゴを意味することもあります。

タツノオトシゴの名前は、「竜の落とし子」のとおり、竜の子どものような形にちなんでいます

では、「海馬」の異名はというと、タツノオトシゴの学名の「Hippocampus(ヒッポカンポス)」に由来しています。

「Hippocampus」はもともと、ギリシャ神話に登場する上半身が馬で下半身が魚の怪獣のことです。

ところで、大脳にも「海馬」と呼ばれる部位がありますよね。この海馬も、実はタツノオトシゴに関係しています。

大脳の海馬にあたる部位の形がタツノオトシゴに似ていることから、そのまま「海馬」と呼ばれているのだそうです。これは驚きですね!

1 セイウチの別名。
2 タツノオトシゴの別名。
3 大脳辺縁系の一部で、側脳室の近くにある部位。古皮質に属し、本能的な行動や記憶に関与する。形がタツノオトシゴに似ることから、16世紀にイタリアの解剖学者アランティウスが命名した。

出典元:デジタル大辞泉

 

 

≪ヘルスケアライター 青柳彩子さんの他の記事をチェック!≫

 

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