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お洒落で美味しい!インスタントコーヒーを手土産に【近藤サトのセンスがいいおすすめ手土産】

OTONA SALONE / 2021年2月28日 20時0分

おばあちゃんの原宿と呼ばれる巣鴨地蔵通り商店街。

 

でも最近は「おばあちゃん」という女性の呼称が差別的かもしれないという危惧から「おじいちゃん」も入れようとか、いっそおじいちゃんもおばあちゃんも無くしてしまえばとか、でもそれじゃあ「原宿」になっちゃうからそもそもダメじゃん!とジェンダーニュートラルな呼称をめぐって迷走していますが、実際は私の友人の若いファミリーが好んで住んでいますし、あらゆる世代に人気のある場所です。

 

その中であえて主人公として「おばあちゃん」をフューチャーしてキャッチフレーズにするのはいいと思うし、人生の先輩方はそんなに目くじらを立てることはないと思うのですが。

 

そして今回の舞台はその巣鴨から都営地下鉄三田線で一駅の千石。お騒がせしてすみません。巣鴨は、関係ありません。

 

この辺りに来ると、東京にも空があるなあとしみじみし感じます。小さな商店の表では下町アイテムの縁台に季節に関係なく主人と思しき人が何をするでもなく静かに座っています。懐かしくないはずなのに懐かしい。

 

千石駅から徒歩3分のところにキャピタルコーヒー本社店はあります。「本店」ではなく「本社店」なのは輸入卸しやデパ地下などでの豆の販売が主だからでしょう。あくまで豆の専門であるというこだわりを感じます。

 

店内は白を基調としたカジュアルな雰囲気。いざメニューブックを開くと、コーヒーの他にパスタやピザ、サンドイッチ、デザートの写真が満載でめくってもめくっても次々にあるわあるわ。一体全体、コーヒー専門店でこんなに食べるものがぎょうさんあるお店を私は知りません。

 

いやいや、ここはやはりあくまで「本社店」ということでしょうか。コーヒーには妥協しないけれど、お客さんが喜ぶなら喫茶店でもいいじゃないかというかっこいいまでの潔さです。

 

心を落ち着け、カウンター席に座ると、食事メニューは気になりつつも、私のお気に入りナンバーワン、エチオピア ゲイシャを注文。

 

ゲイシャコーヒーは2000年代になってから市場に出始めた新しいコーヒーですが、初めて飲んだ時は「なんじゃこゃ!」と目を丸くしたほど驚異的に美しい味わいのコーヒーです。ちなみにこれほどごはんメニューが豊富な喫茶店でゲイシャを置いてあるお店はあまり知りません。

 

その時、私の並びに男性客が一人座ったかと思うと、千円札を二枚カウンターの上に無造作に置き、店員さんに「いつもの」と言いました。常連さんというのは動きに無駄がありませんね。店員さんは厨房に「いつもの」と声をかけ厨房からも「はい。いつもの!」と伝播していきます。気持ちがいい。

 

数分後、サラダが出され、そのあとお皿にたっぷりのったミートソーススパゲッティが。ていうかコーヒーじゃないんかい!いえいえ、これこそ本社店の懐の深さでしょう。

 

やがて、私の元にも丁寧にドリップされたゲイシャが運ばれてきました。南国の花畑にいるようなエキゾチックな香り、そして絢爛豪華たる味わいは向かうところ敵なしと言うべきでしょうか。またこういう飲み物は時として私たちをここではない何処かに連れて行ってくれるものです。

 

例えば長寿庵とか。

 

そう、関東で蕎麦店といえば、店名で最も多いのが「長寿庵」。実はそのとき私の並びの男性がスパゲッティを猛烈な勢いですすっていたのです。

 

それはそれは見事なすすりっぷりで、ずっ、ズズズーっ、ズズッという音色が途絶えることなく私の耳に流れ込んできて、もう蕎麦屋にいるとしか思えなくなってしまったのです。

 

すんでのところで「おじいちゃん!パスタはすすっちゃダメのなのよぉー!」と口から出そうになりましたが、千石はローマではありません。むしろ、江戸っ子の末裔に蕎麦のすすりかたを教わったと思うべきでしょう。

 

さて今日ご紹介するおすすめ手土産はコーヒーのプロフェッショナル、キャピタルコーヒーが作ったインスタントコーヒーの逸品、「キリマンジャロ」「ブルーマウンテンブレンド」「モカ」「カフェインレス モカブレンド」です。

 

さんざんコーヒーの通ぶっておいてインスタント?とお思いでしょうか。しかし忙しい家事の合間とか、疲れ切った一日の終わりに毎度毎度自分でドリップしちゃう程、私は自分に酔えないタイプなので一瞬で淹れられるインスタントコーヒーも大好きなのです。

 

というよりこのインスタントコーヒーを舐めたらいけません。本当においしいのですから。

 

ブルーマウンテンはしっかりした苦味があり、力強さやコクを感じられるので洋食や中華料理の後にも飲んでいます。

 

キリマンジャロはまろやかで苦味と酸味のバランスがよく朝食や仕事中、リフレッシュしたいときに選ぶこともあります。

 

私はもともと酸味のあるタイプが好きなので、爽やかな酸味と華やかさのあるモカが一番のお気に入りです。日本橋高島屋のキャピタルコーヒー売り場でも一番人気とのことでした。でも家にいるとついつい飲みすぎてしまうことも。そういう時に重宝するのがカフェインレスモカブレンドです。

 

これが手土産におすすめな理由は、容器がかわいいくラベルが控えめなこと。インスタントコーヒーにありがちな、情報多めの大きなラベルはわかりやすいぶん、お洒落さに欠けますよね。まして手土産となると「近所のコンビニで買った?自分が飲みたいから持ってきた?」と勘ぐられてしまう可能性も。ましてや家でコーヒーをドリップするかどうか分からない人にコーヒー豆をそのまま持って行ったら「淹れろってか?」ともなりかねません。

 

でもこのキャピタルコーヒーのインスタントコーヒーはひと瓶でもちょっとリボンを結べばかわいいプレゼントになりますし、運が良ければタータンチェック柄などの特別バージョンのラベルに出会えることあります。このインスタントコーヒーのシリーズにもう一つ「マンデリン」がありますがなぜか私は飲んだことがありません。マンデリン好きな方はトライしてみてくださいね。

 

デパ地下のコーヒー専門店でわざわざインスタントを買う、という盲点をついた手土産作戦ですが、手土産は差し上げる人になるべく手間を取らせないことが大事だと思います。

 

かつ、お洒落で美味しく保存が効き、費用対効果も高く、自分で味見するのにも手頃な値段、となるとなかなか難しいのですが、キャピタルコーヒーのインスタントコーヒーはそれをカバーしうる数少ない優れものの逸品ではないでしょうか。

 

機会があれは「本社店」にもぜひ。とびきり美味しいコーヒーがかなり手頃な値段で味わえますよ。

 

【インスタントコーヒー】

コーヒー鑑定士たちがカップテイストをして厳選した、クオリティーの高いコーヒー豆を使用。シングル・オリジンはマンデリン、モカ、キリマンシャロ 各1,080円(税込)。ブレンドをしたプレミアムは、ブルーマウンテンブレンド 2,160円(税込)、カフェインレス モカ・ブレンド 1,620円(税込)。全国百貨店の他、ウェブショップでも販売中。

お問い合わせ先/キャピタルコーヒー

http://www.capital-coffee.co.jp

 

<執筆/手土産セレクト>

近藤サト

1968年岐阜県生まれ/日本大学芸術学部放送学科卒業。1991年4月、フジテレビ入社。報道番組や情報番組などのナレーションを担当。1998年9月、フジテレビ退社。フリーランスに転身後は、落ち着いた声質をいかしてNTV『有吉反省会』、CX『梅沢富美男のズバッと聞きます!』などのナレーションを中心に活躍。また母校である日本大学芸術学部の特任教授も務める。

 

≪フリーアナウンサー、ナレーター 近藤サトさんの他の記事をチェック!≫

 

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