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「こう」と読むこともできますが……「鎬」の読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2021年4月9日 11時30分

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「鎬」です。

「鎬」の読み方は?

鎬に含まれる「高」から「こう」と読んだ人もいるかと思います。もちろん「こう」は鎬の音読みなので正解ですが、以下のことわざを表す場合には「こう」と読みません。

「鎬を削る」

この場合の「鎬」の読み方、あなたは知っていますか?

正解は……

「しのぎ」です。

鎬には音読み「コウ」と訓読み「しのぎ」の他に、訓読み「なべ」もあります。

鎬(しのぎ)とは

1 刀剣で、刃と峰との間に刀身を貫いて走る稜線。鎬筋。
2 部材の上端の中央を残し両側を低く削って、刀の背峰のようにした形。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。

「鎬を削る」は“激しく争う様”を意味しますが、その語源について日本漢字能力検定『どれだけ知ってる?漢字の豆知識』がわかりやすく解説していたので引用します。

鎬とは、日本刀の棟と刃の間で一番高くなっている部分のことで、刀で戦うときは、打ち下ろされた相手の刀をこの鎬の部分で受けて逸らすんだ。

つまり、鎬が削れるということはそれだけ激しく戦っているということ

引用元:争う時は何を削る?激しく争い合う様子は……『シノギを削る』|四字熟語・ことわざ|どれだけ知ってる?漢字の豆知識|日本漢字能力検定

鎬が削れてしまうほどに激しく斬り合うことから来ている「鎬を削る」。争う様の激しさがひしひしと伝わってくる表現です。

日本刀が由来の言葉は他にもあります。気心が合わない、うまくやっていけないことを表す慣用句に「反りが合わない」がありますが、これも日本刀に由来している言葉です。刀身の反りと鞘が合わないと、刀を鞘に収めることができません。この関係から転じて、性格や世の風潮などとの相性を表すようになりました。「反りが合う・合わない」や「反りを合わせる」などが用いられます。

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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