パステルカラーのワンピがモテるって? 似合わないんですがどうすれば…?【40代の婚活塾#3前】
OTONA SALONE / 2022年2月25日 19時30分
こんにちは、婚活ナビゲーターの野上今日子です。
前回は、私が感じた40代女性の婚活が厳しいワケを、書かせていただきました。
しかし、厳しい、難しい、大変だ! と言ってばかりはいられません。
今回は40代女性の婚活をサポートする上で私が大切にしている事を、具体的例をあげてお話したいと思います。
【リバイバル配信 40代の婚活塾#3前編】
婚活を困難にしているのは頑固な【思い込み】
40代の婚活は【思い込み】をはずす。と前回のコラム書きましたが、ちょっとおさらい。
婚活中の40代女性の多くは“間違った”【思い込み】に縛られています。
1「婚活はマニュアルに従わないと成功しない」(マニュアル妄信型)
2「老後が心配(金銭面で)だから結婚するしかない」(強迫観念型)
3「年齢よりも若く見えるから、まだまだイケる。結婚相談所なんてモテない女が行く所」(自信過剰型)
4「この年まで待ったのだから妥協したと思われたくない」(見栄っ張り型)
などなど。
これらの【思い込み】をはずす事が40代の婚活では重要です。そのため、私は40代の女性の婚活をサポートする時に4つのルールを設けています。
もちろん、婚活は人それぞれなので、40代女性全員にあてはまるわけではありませんし、20代、30代でも必要であればそのルールにのっとってアドバイスする事もあります。
私が自分に課した、その4つのルールとは…
●マニュアルやハウツーを捨てる
●必ずしも成婚を目指さない
●婚活期間を決めない
●物事の見方を変える
そこに魔法はない。40代に「婚活必勝法」は通用しません!
私は、キャリアもあり、趣味やサークルなど自分で楽しむ事を知っている40代女性には、基本的にダメ出しをしたくありません。
ダメ出しもしませんし、婚活マニュアルを押し付ける事もありません。
ちなみに、結婚相談所における婚活のマニュアルとは、プロフィール写真撮影やお見合いでのメイクや洋服のほか、しぐさや会話まで多岐にわたります。
例えば…
◆初めてのお見合いは、体にフィットする淡い色のワンピース
◆お見合いで飲み物を注文する時はオレンジジュース
◆左側にあるものは右手で、右側にあるものは左手で取る。というクロスの法則
……とか。
しかし、ふと思ったのです。40代にもなった女性にこんな事を言うなんて、逆に失礼にあたるのではないか…。
お見合いでの服装についても同様。
婚活マニュアルではパステルカラーのワンピースが推奨されています。
しかし、普段からあまり明るい色のものは好まず、何十年も着たことがないという女性がピンク色のワンピース着ても、その人が魅力的に見えないのでは…。それならば、どうしたら“その人らしさ”を生かして魅力的に見えるのだろう…。私は悩みました。
全身真っ黒で、どういう構造なのかわからないけどズルズルしていて、首トゲトゲがついたバンドを巻いているような人にはアドバイスしますよ。首のトゲトゲぐらいは取った方がいいかも知れませんねって(笑)。
しかし、そうでなければ、白くてパリッとしたシャツにベージュのひざ丈のタイトスカートに小さめのバッグでもいいと思うんです。
そもそも40代の女性とお見合いをする男性は、大人の女性が来ると思っているので、むしろキャリアっぽい感じがハマるケースも多いです。
もちろん、ご本人が淡い色のワンピースが好きなタイプなら、それで行っちゃって下さいといいます。そういう方は、それが意外としっくりきているので、ムリにキャリアっぽい感じを出さなくても違和感はありません。
結婚式は一瞬、結婚生活は一生。自分らしさを認めてもらう
要は、自分が着ていて、一番自分らしいと思える服。いつも着ているので、初対面の人とも緊張せずに話ができるリラックスできる服。そんな服で、ありのままのご自分を見ていただく方が、その人の好さが伝わるのではないでしょうか。
先輩仲人さんによっては、「おとなしめのパステルカラーのワンピースを着て行きましょう。結婚したら徐々に自分の好みを出していけばいいのだから」とアドバイスされている方もいます。
それは確かに最短で成功する的確なアドバイスだと思います。しかし私は、「自分を殺してまで結婚していただかなくていい」と思います。なぜなら結婚は一時的なものではなく、継続していくものだから。
結婚式は一瞬ですが、結婚生活は一生です。
自分を殺してまで結婚して幸せになれるのか? 幸せな生活が送れるのかと思うのです。
それよりも大切なのは「この人といる時に一番いい自分でいられる」と感じる事。そのために、なるべくご自身のキャラクターをそのまま受け入れてくれる方と出会っていただきたい。
ですから、私はアレをやれ、コレをやってはダメだとは言わないようにしています。「こうした方が成功率は高いと思います」というアドバイスは惜しみなくします。しかし、最後はその人らしさを大切にしていただき、心から自分をさらけ出せるパートナーと出会える事が、その後の結婚生活において重要だと考えます。
「相手に合わせるのではない。そのままのあなたに合うお相手を探す」。これが私の婚活アドバイザーとしての志です。
後編に続きます。
(構成/奥永陽子)
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