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パンは”買う”から、”焼く”時代へシフト中!?フライパンや魚焼きグリルで、超手軽に焼き立てが食べられる「作りおきパン」って?

OTONA SALONE / 2022年3月29日 8時0分

行列ができる名店のパンを嗜むのもいいですが、焼きたてパンはまた別格の美味しさがありますよね。時間と手間がかかると定評のパンづくりですが、実は今、手軽に自分で焼ける「作りおきパン」が話題となっています。毎日の朝食に、ディナーとおともに、食卓に焼きたてパンが並ぶ夢のような生活、叶えてみませんか?

 

作りおきパンとは?

次世代パンともいえる新しいパン作りの方法である「作りおきパン」を提唱するのは、パン講師の吉永麻衣子さん。「作りおきパン」は、作りおきのおそうざい感覚でパン生地を冷蔵庫に作りおき、食べたい時に焼くという方法です。『冷蔵庫で作りおきパン いつでも焼きたて』では、手軽に作れるさまざまなパンレシピを紹介しています。

それでは、「作りおきパン」の実際の工程を解説します。

作りおきパンの基本工程

STEP1.週末や時間のあるときに生地を作る
「作りおきパン」は、粉と水分をまぜたら、こねるのはたった2分!ととても簡単です。

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【プレーン生地の材料(こね上がり生地450g分)】
A:強力粉……250g、塩……4g、砂糖……12g
B:牛乳……100g、水……70g、インスタント ドライイースト……3g
【作り方】
1:大きいボウルにAをすべて入れ、ゴムべらでよくかきまぜる
2:小さいボウルに、Bの液体の材料を合わせ、イーストを振り入れる
3:AにBを一気にすべて流し入れる
4:指先を使って、ボウルの中で生地をこねる

STEP2.冷蔵庫で発酵させながら保存する
1晩で生地は2倍程度にふくらみ、保存期間は3~5日。生地はゆっくり熟成していきます。同じように朝焼いても1日目と5日目では味わいが変わってきます。

STEP3.食べたいときに、焼くだけ

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好きな形に形成して焼きます。オーブンでなくてもOK。オーブントースターやフライパン、魚焼きグリルで焼くことができます。多忙なOTONA SALONE世代に特におすすめなのが魚焼きグリルを使う方法。油を薄く塗ったアルミホイルの上に生地をのせ、両面焼きは中火で4分、片面焼きは返してさらに3分焼くだけ。火が近いので、皮はパリッ、中はふんわりと焼きあがります。(焦げそうなら、アルミホイルをかぶせて)
また、もちもちっとした食感を味わいたい場合はフライパンがおすすめ。フッ素樹脂加工のフライパンはそのまま、鉄のフライパンはオーブンシートを敷いて生地を並べます。ふたをし、強火で20秒フライパンをあたため、火を消して15分おく(二次発酵)。弱火で7分、返してさらに7分焼くと、蒸気がこもり、中はもちもち、皮はこんがりと焼き色がつきます。
それでは、実際にOTONA SALONE世代へおすすめのレシピをご紹介します。

切りっぱなしパンのサンドイッチ

20161027002切って焼いて、中身を挟むだけで完成!初めての「作りおきパン」に最適なメニューです。中身をアレンジすれば朝食やホームパーティのおもてなしとしてもおすすめです。素材を活かした自然な見た目もおしゃれですよね。
【材料】(2個分)
プレーン生地(上記掲載)……90g
マヨネーズ、ロースハム、スライスチーズ、きゅうり(薄切り)……各適量
【作り方】
■分割・成形
台に強力粉(分量外)を振って生地をとり出し、45gを2個切りとる(残りは丸めて保存容器に戻し、冷蔵庫に入れる)切った生地をそのままの形で焼くので、丸める必要はなし。
■焼成
フライパンの場合
生地を入れてふたをし、強火で20秒あたため、火を消して15分おく(二次発酵。弱火で7分、返してさらに7分
魚焼きグリルの場合
両面焼きは中火で4分、片面焼きは返してさらに3分
■仕上げ
パンの中央に縦の切り込みを入れ、ハム、マヨネーズ、チーズ、きゅうりをはさむ。

全粒粉のスティックパン

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生地に全粒粉を混ぜれば、今、トレンドの全粒粉を使ったヘルシーブレッドも「作りおきパン」に。粉のおいしさを味わえるので、食事パンとしておすすめです。
【全粒粉生地の材料(こね上がり生地450g分)】
A:強力粉……200g、全粒粉……50g、塩……3g、砂糖……12g
B:水……160g、インスタント ドライイースト……3g
オリーブオイル……5g
【作り方】
■全粒粉生地をつくる
1:大きいボウルにAを入れてまぜる
2:小さいボウルに、Bの水入れ、イーストを振り入れる
3:1と2を加え、ゴムべらでまぜながら生地をまとめる
4:指先を使って2分ほどこね、ひとつにまとめる
5:オリーブオイルをたらし、手で生地ごと握りつぶすようにして、なじませていく。生地に光沢がなくなるまでくり返し、ひとつにまとめる。表面がデコボコしていてもOK。
■発酵
6:内側に油(分量外)を塗った保存容器に、生地を入れる。冷蔵庫で1晩おいて発酵させる。
■分割・成形
7:台に強力粉(分量外)を振って生地をとり出し、70gを切りとる。残りは丸めて保存容器に戻し、冷蔵庫に入れる。
8:めん棒で7~8mm厚さにのばし、5等分に切る。
■焼成
フライパンの場合
生地を入れてふたをし、強火で20秒あたため、火を消して15分おく(二次発酵)。弱火で5分、返してさらに5分
魚焼きグリルの場合
両面焼きは中火で3分、片面焼きは返してさらに3分

 

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全粒粉生地は、オリーブをまるごと包み込んで「オリーブパン」にしたり、ベーコンと粒マスタードとマヨネーズを組み合わせて成形して作る「ベーコンエピ」にしたりも可能です。ワインのおともとして取り入れるのもおすすめです。
時間をかけずに手軽に”焼きたて”が味わえる贅沢、取り入れてみませんか?

 

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吉永麻衣子

兵庫県宝塚市出身。聖心女子大学卒業後、一般企業に入社。法人営業や新規事業の立ち上げを経験。結婚を機に退職。カフェのキッチンや専門学校講師、日本ヴォーグ社ハッピークッキングの立ち上げスタッフ・講師を経験し、2009年7月自宅にてcooking studio minnaをスタート。ママに優しいレシピと子連れOKのスタイルが人気。雑誌へのレシピ提供や、企業とのレシピ開発、webでの執筆活動、各地での講演会など幅広く活動。著書に「おいちい かわいい ちいさいパン」(マリン企画)、「簡単もちもちスティックパン」「簡単もちふわドデカパン」(ともに新潮社)がある。
ブログ ≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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