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お医者さんガチャはもう疲れた。「本当に自分にあった医師」の見つけ方とは?【宋美玄×アルテイシア】2

OTONA SALONE / 2023年5月23日 20時31分

更年期世代から始まり、閉経後の女性の約半数に起こると言われている「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」。

ひらたく言うと尿漏れ、頻尿、性交痛など「おシモ」の諸症状のことですが、なかなか周囲に相談しにくく、ひとりで悩んでいる女性も多い問題です。

そこで今回オトナサローネでは、産婦人科医の宋美玄先生と作家のアルテイシアさんをお招きし、読者50名の皆様と一緒に「おシモ」の問題に関してオープンに話す公開オンライン取材を開催しました。

1時間半の取材を13本の記事に起こし、丸ごとお届けする本連載。この記事は2本目です!

<<最初の記事「子宮を取ったらどうなるの?誰にも聞けなかった『おヘソから下のトラブル』、ここでズバリ解決!

【宋美玄×アルテイシア公開取材全文ログ#2】

病院に関する情報収集の正しい方法

アルテイシアさん:医療関係者ではない人から(子宮を取ると)「更年期が早くなるらしい」「男っぽくなる」「老ける」と色々言われることがあるとします。それは「違うよ」って明確に言えるのだけど、前に、友達が子宮を取ろうかと悩んでいたときに、お医者さんから「子宮を取ってしまうと臨月の妊婦みたいにお腹が膨らむ」と言われたって。

 

宋先生:なにそれ、そんなお医者さんいるの? そんな(お腹が膨らむ)人いないでしょ。

 

女性としての感性が失われるとか、金運がなくなるとか、子宮が怒りをためこんでいるとか、そういう物言いは罪作りだと思う。臨月みたいになるとか、本当にそうだったらとっくの昔に共有されてることでしょう。そういうことを言うお医者さんは困るなあと思いました。

 

アルテイシアさん:いろんな友達から聞くけれど、お医者さんガチャみたいなのあるじゃない。

 

宋先生:情報収集はネットで行ったらダメです。ネットの口コミはサクラとか、業者とかが混じっていて、プラスもマイナスも色々。「あの先生に実際にかかってみて、私にはよかったよ」という声がいちばん確実。

 

アルテイシアさん:知り合いの実際の声ね。

 

宋先生:そのほかは、そのクリニックのHPとかで、何の診療を大事にしてるかを見る。絶対書いてありますよ。例えばうち(丸の内の森レディースクリニック)のHPを見たら不妊治療目的では来院しないと思います。お産メインの病院に行って、生理痛や更年期をあまり診てもらえなかったというのは、力の入れ方が違うからです。

 

最終的には、合う・合わないがありますよね。うちのクリニックにも何人か先生がいるけど、めっちゃいい先生なのに「説明が分からなかった」と言われることがあります。だから実際にかかってみるしかない部分もあって。絶対に嫌な思いをしない方法というのはないと思う。

 

アルテイシアさん:宋さんがやってる「みんリプ」っていうサイトは?

 

 

宋先生:リプロダクティブ・ヘルス・ライツに賛同しているというだけで、私から見て信頼できるとかまでは分からへんねんけどね。

 

でも、世の中には、生む産まないとか、性のこととかを女性の権利とすら思っていない医者もいるから、そういう大外れはないでしょう。私も医者を20年以上やっているけれど、中絶する女性に説教したり、レイプされた女性に「次から気をつけなさい」とか言う医者がいる世界やねん。そういう大外れがいない、というリストです。

 

アルテイシアさん:というわけでみなさん「みんリプ」、大外れはいないやろということで、よかったら見てみてください!

 

 

 

 

(文/星雅代)

 

≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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