46歳、まさか私の性欲が減退するなんて。このまま終わっていくのかな【40代、50代の性のリアル】
OTONA SALONE / 2023年5月4日 22時31分
夫とは仲よしだけどセックスレス。性欲を持て余して、結婚前のセックスパートナーのひとり、タクヤさんに連絡し、体だけの関係をつづけているイヅミさん(46歳)。
といってもその関係はドライなものではない。ラブホテル以外では会わない、デートは一切なし。それでも、お互いの欲望を満たし終わったあとの時間は、ふたりでのんびり近況を報告し合って過ごす。近い仕事をしているため、刺激を受けることも多いという。イヅミさんは相手の男性のことを「いま仕事もノッていて、男盛り。だからこそ性的に惹かれる」という。
この話の前編>>>40代、年をとった私とセックスしたい男性っているんですか?
激しく求められてはじめて、自分のなかの「女」を実感する
「夫とのセックスレスの理由も、そこにあるのかもしれません」
と、イヅミさん。夫は穏やかな性格で、野心を燃やすよりも、自分にできることをコツコツと積み上げていくタイプ。ともに過ごすならこんな人がいいと思い、40歳を目前に結婚した。結婚7年目になる現在も、たしかな愛情を感じる。夫を生涯の伴侶と考えているとイヅミさんは話す。
「でも、性的には物足りない。もっと激しく求められたい、ワケがわからなくなるほど気持ちよくなりたいという欲求が常にくすぶっているけど、それは夫には向かわないんです」
タクヤさんなら、その求めに応えてくれる。会える回数は少ないけど、イヅミさんの体力の限界に達するまで求め合うのだという。
「40代半ばになって性欲が落ちてきたのを感じます。彼とするときも、気持ちと体のエンジンがかかるのに時間がかかるようになりました。濡れにくくなって、焦るときもあります。彼にバレたくないんですよね、老けたなって思われそうで。それだけに、我を忘れるぐらい気持ちよくなれたあとは、あぁ私まだちゃんと女だなって安心できるんです」
▶「加齢は素敵なこと」と思っているけれど、自分のこととなると話は別
肌のハリ、ボディライン、白髪…加齢は素敵なことだと言うけれど
いつまでこうしてセックスできるんだろう、いつか彼は自分に性的な魅力を感じなくなるんじゃないか。最近のイヅミさんの悩みは、容姿なのだという。
「普段、日常生活のなかではルッキズムもエイジズムもなくなればいいと思っているんですけどね」
イヅミさんは苦く笑う。ルッキズム=外見差別、エイジズム=年齢差別のことで、外見や年齢を理由にその人が不利益をこうむるのは差別にほかならないという考えで、女性の価値は若さと容姿のよさであるとする社会では、それが強固だといえる。
「年齢や容姿で悩んでいる友人や後輩がいたら、ルッキズムやエイジズムにとらわれるなんて古いよ! それにしか価値を求めない男がいたら、それはクソ男だよ! と断言しているんですが、自分のこと、特に裸になった自分のことになると、途端に自信がなくなるんです。若いころと比べると当然、肌のハリはなくなっているし、ボディラインも変わっています。胸はもともと大きくないのですが、しぼんだと感じますね。いちばん気になるのは、白髪ですよね。彼と会う日は、いつもより身支度に時間をかけてチェックします」
イヅミさんはいわゆる童顔で、言葉を選ばずにいうと実年齢よりだいぶ年下に見える。だから自信を持てばいい、という単純な話ではない。イヅミさんがとらわれている”呪い”の根っこが気になるところだ。
▶いつセックスできなくなっても、悔いがないように
元カレはすべて年上男性。彼らは何に惹かれていたか?
「彼はそんなことを気にする人ではないことはわかっているんです。でも、そもそもモテる人だし、仕事柄、若い女性との接点も多い。私のなかでは、男の人は結局若い女性が好き、っていう考えが根強いんですよね。それは自分が20代から30代にかけて付き合ってきたのが、ずっと年上の男性たちで、彼らはそのときの私の若さに惹かれていたんだろうな、と思うからかも。長くつき合った人もいるし、いい交際だったと思う人もいるんですが、じゃあ彼らが40代の私と付き合うかといったら……うーん、ないんじゃないかな」
もしもの話、タクヤさんが若い女性と付き合うためにイヅミさんと会わなくなったとしたら、どう思うのだろうか?
いつセックスできなくなっても、悔いがないように
「嫉妬はしないです、たぶん。そんなもんか、っていうあきらめの気持ちが強い。そこで追っかけるようなことはしたくないですね。それから、私はこの後誰とセックスすればいいんだろうって途方に暮れると思います。性欲はだいぶ鳴りを潜めましたけど、セックスしているときの『ああ、私って女なんだなぁ』って感覚はまだ手放したくない。でも彼以上に私の身体を理解してくれて、一緒に気持ちよくなれる人はそうそういないと思うので……ってことは、もう生涯セックスできなくなるのかな」
その日がいつ来るかは、わからない。そもそもそんな日は来ずに、タクヤさんとの関係は今後もつづくかもしれない。だったらせめて、バレて強制終了となるのだけは避けたい、とイヅミさん。
「いまは性欲の火が弱まるたびに、自分でふいごを吹いて火を起こしている状態。愉しめるうちは、とことん愉しみたいと思います。いつ終わっても悔いのないように」
≪フリー編集&ライター 三浦ゆえさんの他の記事をチェック!≫
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
セックスレス夫婦。【体の距離】は遠くても【心の距離】は縮められるのか? 夫婦で向き合うなかで見つけた「新たな生き方」
OTONA SALONE / 2024年5月14日 19時30分
-
和田秀樹×藤岡藤巻GW特別鼎談~“枯れないライフスタイル”を語る「スケベは若返りには悪いことじゃない」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月12日 9時26分
-
肌の合う年下カレとの不倫。「もう夫のことは受け付けない」そんな彼女の行きつく先は…(後編)
OTONA SALONE / 2024年4月30日 20時1分
-
52歳、はじめての不倫…。5歳年下のカレとのベッドで知った、最高の快楽とは(前編)
OTONA SALONE / 2024年4月30日 20時0分
-
女性の性欲のピークは何歳?男性との違いと更年期の影響を解説
ハルメク365 / 2024年4月26日 14時0分
ランキング
-
1キウイの皮を剥くのが面倒→皮ごと食べられます! 気になる毛の解決法も伝授、ゼスプリが明かすキウイの手軽な食べ方は?
まいどなニュース / 2024年5月18日 7時0分
-
2軽自動車、20年で6割値上がり 初の平均160万円台が視野
共同通信 / 2024年5月18日 16時51分
-
3煮物だけじゃない!スーパーフード並みの栄養価「切り干し大根」の意外な食べ方
週刊女性PRIME / 2024年5月18日 8時0分
-
4「バヤリースオレンジの瓶、製造中止」SNSで拡散 アサヒ飲料「そのような事実はない」と否定
ねとらぼ / 2024年5月18日 11時30分
-
5ワークマンの「機能的なサンダル」3選 2000円前後で買える、アウトドアでも活躍する優秀アイテム
Fav-Log by ITmedia / 2024年5月18日 9時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください