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「かんばしい」とも読みますが……「馨しい」の読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2023年6月19日 11時30分

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「馨しい」です。

「馨しい」の読み方は?

「馨しい」は「芳しい・香しい」とも書きます。「芳しい」で馴染み深い読み方といえば「かんばしい」かと思います。「馨しい」も「かんばしい」と読みますが、「馨しい・芳しい・香しい」の3つの漢字には、もう1つ読み方があります。

正解は……

「かぐわしい」です。

「馨しい(かぐわしい)」とは

1 よいにおいがする。香りがよい。かんばしい。こうばしい。
2 心が引かれる。好ましい。すばらしい。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

という意味です。

一方「馨しい(かんばしい)」と読むと、

1 においがよい。こうばしい。
2 (多く打消しの語を伴って用いる)好ましいもの、りっぱなものと認められるさま。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。

いずれもよいにおいがすること、好ましいものを表す言葉ではありますが、意味合いや用いられる場面が微妙に異なります。「かんばしい」の“(多く打消しの語を伴って用いる)好ましいもの、りっぱなものと認められるさま。”の例文には「成績が芳しくない」などがあげられます。

「かぐわしい・かんばしい」ともに、「馨・芳・香」の漢字で表されますが、実は本記事でクイズとして出題した「馨」の読みには「かぐわしい・かんばしい」は含まれていません。

「馨」は“かおる。かおり。転じて、よい評判や感化(出典元:馨|漢字一字|漢字ペディア)”を意味し、

  • 音読み ケイ・キョウ
  • 訓読み かお(る)・かお(り)

と読みます。

一方「芳」の読みは

  • 音読み ホウ
  • 訓読み かんば(しい)(常用漢字表外)かお(り)・かぐわ(しい)

「香」の読みは

  • 音読み コウ・キョウ
  • 訓読み か・かお(り)・かお(る)(常用漢字表外)かんば(しい)

です。

また、日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」で調べてみたところ、「郁しい(かぐわしい)」という言葉を見つけました。“盛んに香るさま。香気のつよいさま(出典元:かぐわ-しい|漢字一字|漢字ペディア)”という意味を表します。人名漢字としてよく見かける「郁」ですが、その漢字には

①さかんなようす。文化が高い。
②かぐわしい。香りが高い。

出典元:郁|漢字一字|漢字ペディア

という意味があります。

常用漢字として認められているのは「芳」で、日常生活で「馨しい・香しい」や「芳しい(かぐわしい)」を見かける機会はあまりないかもしれませんが、本記事をきっかけにさまざまな漢字で表されることを思い出していただけると幸いです。

 

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≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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