1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

新山千春42歳、恋愛スイッチオフのシングルマザーが、マッチングアプリで出会った13歳下の彼と再婚した理由【インタビュー】

OTONA SALONE / 2023年12月28日 10時0分

先月、かねてより交際していた13歳下の恋人との再婚を発表したタレントの新山千春さん。なぜいま再婚をしたのか、出会いのきっかけ・マッチングアプリを始めた理由から旦那さまとの出会い、子育てについて、シングルマザーとしての苦悩、そして妊活について、リアルな声をインタビューしました。

 

 

隙を見せずに、娘のために生きていく


娘が8歳のときに離婚してシングルマザーになって、 ずっと彼氏を作らないでいたんです。自分の幸せより「娘との時間を絶対に作りたい」「娘のために生きていく」っていう思いが強くて。土日やお休みの日は絶対に娘と過ごすと決めていました。「男性とデート」なんていうのは、はるか遠くに置いてきた感じだったんです。

シングルマザーの時間が長かった分だけ、責任感を背負っていたんでしょうね。「私は絶対に体調を崩せない」「なにがなんでも私が一生この子を守っていくんだ」っていう思いがどんどん強くなって、人に甘えることを忘れていました。

気を張っていたシングルマザーとしての生活でしたが、リフレッシュする時間を作るようにはしていましたね。娘が学校に行っているあいだに買い物に行ったり、たまには友だちとカラオケや女子会をしたり。あと、ドライブも大好きなので、娘が帰ってくる夕方まで1人で高速を走って、好きな音楽を聞いたりしていました。

 

“芸能人の新山千春”ではなく、一人の女性として恋がしたかった

そんな私が「恋をしてもいいかな」と思えたことには私自身もびっくりしたんです。娘も中学生になって、まわりの友だちが結婚したり、再婚したり、子どもを産んだりと、友だちの幸せな変化を目の当たりすることが多くなって。仕事で疲れて帰ってきたときに、肩に頭を預けられるような、自分の話をしっかりと聞いてくれる人がいたら、気持ちが楽になるんだろうなと思ったんです。

正直に言うと、「紹介してあげるよ」みたいな機会もあったりしたのですが、どうしても好きになれなくて。芸能人として知ってもらっていることはうれしい反面、やっぱり自分のことを芸能人としてではなく、ひとりの女性として、内側も見てもらって好きになってほしいから。お付き合いする方の理想のいちばんが「芸能人である私に気付かない人」だったんです。そんな話を友だちにしたら「じゃあ、ちいちゃんは海外の人がいいかもね」って。


私、LAやニューヨーク、アメリカが大好きなんです。感情がぐっと上がります。だからアメリカの人と付き合ったらすごく楽しいかなって。そんな思いもあって友人に日本人の登録者が少ない、海外のマッチングアプリを教えてもらったんです。

職業は伏せて、私とはわからないような写真をアプリに登録しました。メッセージのやり取りは英語です。旦那さんは海外在住の日本人でしたが、最初は英語でやり取りをしていました。彼が日本人とわかってからは日本語でメッセージを送りあっていましたね。マッチした方は数人いましたが、実際に会ったのは今の旦那さん1人だけでした。

マッチングアプリで注意しなければいけないなと思ったのは、最初の「会いたい」で言ってくる場所や時間帯です。バーであったり、ちょっと遅い時間を指定してくる人は、もしかして下心があるのかなという印象を受けました。お茶とかランチのほうが安心ですよね。まわりの方も見える場所でお会いできる環境がいちばんいいのかなって。

 

次ページ▶シングルマザーの「遠距離恋愛」、しかも海外。4年間、うまくいった秘訣は?

海外との遠距離恋愛は、毎日のテレビ電話で愛をはぐくむ

当時、彼はサンフランシスコ、私は東京。実際に会うまで、毎日のようにテレビ電話をしていました。安心できる人だな、信用できる人だなって、少しずつ想いが募っていった感じです。そんな風にして2カ月ぐらい経ったころ、友だちの結婚式がLAであって、そのタイミングで初デート。「あ、テレビ電話の人だ」と、会えたときはすごくうれしかったですね。日本じゃなくて、自分が好きなLAで会えたというのも、素直になれてよかったですね。「仕事をしている自分」を全部捨てた、リラックスした、本当の自分で会えた気がします。

海外との遠距離恋愛でしたが、常に気にしていたのは時差。「彼は今何時を過ごしているのかな」を意識して生活するのが基本になっていましたね。時差が17 時間だから、日本が夕方だとむこうは夜中。収録の合間にテレビ電話をすることもありました。毎回1、2時間ぐらいテレビ電話をしていましたね。何かおしゃべりするというより、スマホを置いて家事しながらなんかもあったり。テレビ電話しながら、気づいたら寝ちゃってて、というのもありましたね(笑)。

 

次ページ▶順調な海外遠距離恋愛も、別れの危機が訪れる…

「彼のために別れたほうがいい」から結婚を決意するまで

よく聞かれるのですが13歳という年齢差は、私も彼も特に気にならなかったんです。でも、お付き合いが長くなっていくうちに、彼のご両親のことを考えるようなりました。将来のこと、生活のこと、子どものこと。「気持ちが繋がっていたらいい」とも思っていましたが、将来を考えたら別れたほうがいいんじゃないかと思い始めて。もちろん別れたくはなかったけれど、彼の最善を思って私から別れを告げたこともありました。向き合うのが本当は怖くて彼の連絡を無視しちゃうなんてこともありましたね。そうすると彼は娘を通じて連絡をくれました。ちゃんと話がしたい、と。彼の中には別れるという選択肢はなく、彼はいつも真剣な気持ちで応えてくれました。そんなことも乗り越えて今があります。

交際5年目で結婚。結婚を決めたきっかけは去年末のLAでのこと。娘と彼と3人で2週間ほど滞在予定だったのですが、現地に着いてすぐに娘が高熱を出してしまったんです。薬を飲んでもよくならなくて…。救急病院に行かなければとなったときに、彼が病院の手続きやお医者さんとのやり取りなどすべてテキパキとやってくれたんです。私は焦りもあって体温の測り方ですら戸惑っていました。娘も私も不安だったときに、何をするべきか、何を先生に伝えるべきか、彼は冷静に的確に動いていてくれたんです。本当に心強くて安心感があって。もし娘と2人で行っていたら日本に帰ってこれなかったんじゃないかなって思ったくらいでした。娘が彼に「助けてくれて本当にありがとう」って言っているのを見て、彼と家族になりたいなって改めて強く思いましたね。

彼の部屋を掃除しているときに偶然見つけたのですが、娘が彼の誕生日やバレンタインなどにプレゼントしたものの袋や包み紙、装飾のシールまですべて保管していたんです。とてもあったかい人だな、「大切な人の大切な人を、大切にしたい」という感覚が自分と似ているなって思ったのも大きいですね。娘に「ママには彼が一番お似合いだと思うよ」と言われたのも、結婚のあと押しになりました。

今も旦那さんはアメリカと日本を行き来する生活ですが、みんながそれぞれ自分らしく生きていけて、3人が一緒にいる空間がなごやかで楽しかったら、それがいちばんの理想です。あまり多くは望んでいなくて、ふとしたなにげない時間が楽しく長く続くように、努力しなきゃいけないなって思っていますね。

 

つづき▶17歳のママ・新山千春の思春期の子育て、42歳で始めた妊活

 

ウェディングフォト ©kentaro Minato

 

■プロフィール

1981年生まれ、青森県出身。タレント、女優。第20回ホリプロタレントスカウトキャラバン特別賞を受賞し芸能界入り。明るいキャラクターで数々のバラエティ番組を中心に活躍。YouTubeチャンネル「」では、趣味の車の話から恋愛トーク、自身の日常を発信中。インスタグラムは @chiharu_niiyama

 

≪オトナサローネ編集部 木村美穂さんの他の記事をチェック!≫

 

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください