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40代のプレ更年期症状と漢方、そして美肌の関係って?

OTONA SALONE / 2017年10月22日 16時0分

40代のプレ更年期症状と漢方、そして美肌の関係って?

プレ更年期世代とも言われる40代。閉経前後には卵巣機能の衰えから女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が急激に減少し、身体のあちこちに不快な症状が出現します。これらの不調を更年期症状、日常生活にも支障をきたすほど重いものを更年期障害と呼びます。

エストロゲンの低下は誰にでも起きることなのですが、誰もがつらい更年期障害に苦しむというわけでもありません。その人が持つ社会的な因子や心理的因子、身体的な因子が複雑に絡まり合って症状が引き起こされます。

さて、婦人科のかかりつけがある人も、ない人も、40代が興味を持つのが「漢方」。アンケートでも「服用を始めました」「いま検討中です」という声があがります。いっぽう、気にはなるけれど、漢方って高そう、面倒そう、どの医院にどう予約を取っていいかわからないという声も。そんな初歩の疑問を、麻布ミューズクリニック( http://www.muse-kampo.com/clinic/index.html ) 名誉院長・渡邉賀子先生に伺いました。

なお、渡邉先生のクリニックは漢方医学の視点を中心に、女性のありとあらゆる健康問題に取り組む「頼れる女性専用外来」。内科・漢方科で、診察はすべて保険診療です。ですから、「なんだか高そう…?」という不安点はクリア。手間のない顆粒状のエキス剤の処方です。

 

「なんとなく不調だけれど…」という人にこそ漢方

漢方医学は、明確な不調だけでなく、「なんとなく不調」の状態への対応も得意です。病気ではないかもしれないけれど、なんだかずっと調子が悪い、今までとはちょっと違うかな、という場合にも「不定愁訴」(治療方針が立たないもの)とは考えません。「検査しても悪いところは何もないけれど調子は悪い」という状態に関して、どうすればその不調が取れるだろう、とアプローチします。

 

肩こり、頭痛、腰痛、疲れ、冷えやのぼせ、気分の落ち込みやイライラ、なんだか疲れがぬけないといったような、「病院を受診するにはちょっと…?」と抵抗のあるようなお悩みから、病院の検査で異常なしと言われたけれど不快な症状がとれないといったお悩み、また、体質を改善したいなどの質問にも寄り添います。

 

原因のわからない不快な症状を我慢しすぎず、早い段階からケアを始めるのも重要です。そうした不快な症状が慢性的に続いているものの、その病態が医学的にまだ十分解明できていない、という事もあります。そんなとき、長い歴史の中で積み上げられた経験からなる漢方治療が、症状の緩和や解決に役立つことがあるのです。

 

私たちの暮らしと密接な漢方

立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花

という言葉をご存知でしょうか。これら3つの植物はすべて漢方に使われており、「生薬をどう使うか」を示しているとも言われるそうです。「立てば芍薬」のシャクヤクはイライラと立った状態に。「座れば牡丹」、座って血の巡りが悪いならば牡丹の根皮、ボタンピを。「歩く姿は百合の花」、なよなよと歩く姿に力がない場合は百合のビャクゴウ。精神安定作用があると言われます。

漢方には「上薬」「中薬」「下薬」という分類があります。「上薬」は長く飲み続けて命を養うもの。「下薬」は抗生剤をスパっと使うような、劇薬だけれど薬になるもの。「中薬」は体質を改善します。漢方ではこういったものをうまく使い分けながら、運動や食事も改善しながら、養生を進めます。

 

血の巡りについてお話しましょう。血液は身体のすみずみに酸素や栄養素をとどけ、二酸化炭素や疲労物質を回収してきます。血巡りがいいと新陳代謝もよい状態。が、冷えや老化、ストレスなどで血巡りが悪くなると、いろいろな不調が出ます。影響は身体の中心から遠い皮膚、爪、髪の毛など末端部分に出やすく、真っ先に気にする肌に影響が出やすいのです。

 

漢方薬は2つ以上の生薬を組みあわせ、その人の体質や状態にあわせて処方します。よく知られる漢方処方、「葛根湯」の中にもシャクヤクが入っています。

その他にも、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)や当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)など、冷えや肩こり、シミなどに効果があり、女性に頻用される処方にもシャクヤクが使われており、カンゾウ、ショウガに次いで多用される生薬です。

このように漢方薬における芍薬の効果は、日々の診療の中で実感していますが、外用するという発想はありませんでした。芍薬が日本にもたらされたのは平安時代。観賞用ではなく、薬用で栽培されてきた、日本女性にとっては重要な植物です。そんな芍薬を使った優しい化粧品が長い間使うことで、女性をきれいにしてくれたらいいですね。

 

(談了)

 

デルメッドのプレミアム3品がリニューアル新発売されます!

写真右から デルメッド プレミアム ローション 200ml 7,560円、プレミアム エッセンス 90ml 8,640円、プレミアム UVベイス 30ml 3,240円(すべて医薬部外品)/三省製薬

渡邊賀子先生の講演は、本格的エイジングケアブランドのデルメッド「プレミアム シリーズ」のリニューアルを記念して行われました。

 

成分開発型本格エイジングケアとして知られるデルメッド。「デルメッド史上最高のプレミアムシリーズ」とも言われる新プレミアム3品は、新開発のシャクヤクエキスを配合。オリジナルのコラーゲン「ディープモイストコラーゲン」とともに、ハリと美白のケアで「極め肌」へと導きます。

 

この3品、「ハンドケア」が特徴です。簡単にご説明すると……。

1・プレミアムローションでお肌を整えます。

【美肌ポイント】 → 重ね付け。手のひらに500円玉を取り、顔全体に伸ばします。そのあと、気になる部分に100円玉大を重ね付けします。

2・プレミアムエッセンスで肌をうるおします。

【美肌ポイント】 → ハンドプレス。肌の奥まで成分を送り込みます。ワンプッシュ分を軽く手のひらに広げ、軽くパッティングしながら顔を包み込むようにしっかり手のひらで押さえます。コットンを使わず、手のひらでお手入れするのが大切。自分の肌のコンディションを指先でよりよく知ると同時に、ハンドプレスで密閉し、成分の浸透を高めます。

3・朝はプレミアムUVベイスでしっかり肌をまもります。

【美肌ポイント】 → ここでもハンドプレス。額、両頬、あごに置き、最後に手のひらで顔全体を包んで仕上げます。

 

これら3品は、旧商品と比べて機能性評価試験でもハリの改善率2263%、しみの改善率27%と確かな数字を出しています。不安定な秋から冬の肌を芍薬のパワーも借りて水分に満ちた極み肌に導いてください!

 

【お話】
麻布ミューズクリニック
名誉院長 渡邉賀子(Dr. Caco)先生

久留米大学医学部卒業。熊本大学第三内科に入局、内科を修める。1997年、北里研究所にて日本初の「冷え症外来」を開設。2003年、慶應義塾大学病院漢方クリニックにて、女性専門外来「漢方女性抗加齢外来」を開設。慶應義塾大学医学部漢方医学センター非常勤講師、帯山中央病院院長。医学博士・日本東洋医学会漢方専門医・指導医。

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