派遣先の上司と不倫…「どうしてこんなに苦しいの」33歳女性が抱えていたものは(前編)
OTONA SALONE / 2024年3月24日 19時0分
ジェクス ジャパン・セックスサーベイ2020によれば、浮気・不倫経験があると答えた男性は67.9%、女性は46.3%。40代女性の32.9%が「特定の人物1人と(現在も)している」と答えています。婚外恋愛は、決して遠い対岸の火事ではありません。
では、過去に不倫を経験した人たちは、その後どんな人生を歩んでいるのでしょうか。
相手との関係や自身の生活の変化について、女性たちのリアルをお伝えします。
【不倫のその後#6】
まさか私が不倫なんて…地方からでてきた、うぶな女性が
由紀恵は33歳、派遣会社に登録しいろいろな会社でパソコンのスキルを活かした仕事をしていた。資格もあり正社員での雇用も普通にありえると思うような状態だったが、本人は「ずっと同じ会社っていうのがしんどいなと思って。期間限定のほうが集中できる」といつも胸を張って答えていた。
地方から出てきてひとり暮らしをしており独身、派遣の依頼は途切れることなく続き、特に生活に困ることもなく日々の生活を楽しんでいるように見えた。派遣先の会社で知り合った男性と恋愛関係に発展することもあり、だが交際が長く続いたことがなかったのは、由紀恵自身が口にする「飽きっぽい性格」のせいかもしれなかった。
由紀恵と知り合ったのは友人の紹介がきっかけで、「相談に乗ってほしい」と引き合わされたときは、真っ直ぐ伸びた背筋に丁寧に仕上げたのがわかるメイクの美しさが印象的だった。こういう「外向けの自分」をきちんと作れる女性は人が見た目でどんな判断をするかよく知っていることが多く、このときも最初の挨拶からしっかりと目を見て話せることにほっとしていた。
当時、由紀恵はある既婚男性との不倫に悩んでおり、それは3ヶ月後に由紀恵のほうから別れを告げたことで無事に終わった。「不倫なんて生まれて初めてで」と話す由紀恵は状況に対する混乱がいつも強く、既婚男性の甘い言葉にたやすく操作されてしまう自分の弱さに気付き、「好きだけれど」勇気を振り絞って関係に終止符を打った。
そうやって不倫から卒業して半年、改めて由紀恵から持ちかけられた相談は、その既婚男性に対する未練についてだった。
未練が消えない…くすぶる思いを抱えて
「事あるごとに彼のことを思い出すんです。思い出すといっても幸せな記憶とかじゃなくて、私にあんな嘘をついていた、裏ではこんなことをしていたって、怒りというかムカつくというか……」
久しぶりに由紀恵から電話をもらったとき、その声には明らかに疲れが滲んでいて、話し方に抑揚がなかった。ああ、自分に振り回されているな、と不倫中だったときの様子がすぐ頭に浮かんだが、今は混乱の内容が違っていた。
「よりを戻したいとは思わないってこと?」
そう尋ねると、すぐに「はい」とうなずいた由紀恵は
「やり直したいんじゃなくて、あの頃もっと何か言ってやればよかったって今さらのように思うんです。最後まであの人に気を使いすぎていたなって今も思っていて」
と、低い声で続けた。
別れのときは、由紀恵のほうから既婚男性にLINEのメッセージで「もう会いません」と送っていた。「君だけだから」と言いながら由紀恵がいないところでは妻とのデートを幸せそうにほかの人に話していたと知ってもなお、それを責める勇気はなく、一方的に言葉を送って既読がつくのを確認することもなくブロックしたのだった。
着信拒否もすぐ設定したという由紀恵は、男性に自分の本音を何ひとつ伝えないままで関係を終えていた。以前に派遣されていた会社の上司にあたる男性で、業務について接触が増えるうちに親しくなり、男性に求められるがまま由紀恵は不倫を始めていた。
期間満了を迎えてからも不倫は続いていたが、顔を合わせる機会が減ると同時に男性からの連絡は減り、わざわざ約束をしてまで由紀恵を望むことはなくなった。それでも由紀恵は追いすがり、何度もお願いしてやっと会ってもらえるような苦しい逢瀬を繰り返して、最後には不眠症になるほど心も体も疲弊してしまったのだった。
そのときの怒りや苦しみが、縁が切れた後も由紀恵のなかでくすぶり続けていた。
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