「あなたの仕事は僕のお世話」昔気質な夫を説得。時給962円のパートから司会業、そして経営者への道
OTONA SALONE / 2024年3月19日 18時1分
中学生の頃から夢だったキャビンアテンダントの夢をかなえ、27歳まで外資系航空会社で世界を飛び回っていた藤川さん。妊娠出産で家庭に入ってからは、育児と介護に邁進。そんな時、自分が社会的に「無職」と呼ばれる存在だと思い知らされます。自尊心を失い、自分を押し殺してくすぶっていた30代をなんとか切り抜け、41歳の時に再び社会に出る機会を得ました。
そして、藤川さんはまた新たなディパーチャー(出発)を迎える【後編】です。
▶この記事の【前編】を読む▶夢だったキャビンアテンダントになった藤川さん。結婚を機に退職したものの、専業主婦は無職だという世の中の認識にショックを受けて再び働きだします。時給制で結婚式場で働きだしたものの……。
【私のキャリア #2 後編】
かつて苦しんだ自分へのレクイエム、そして義母の思いを具現化するための場
「じゃあ私はビジネスとして何をしたらいい?何をやるべきなのか?といろいろ思いを巡らせ行き着いたのが、女性を応援する今のビジネスなんです。30代の苦しかったあの頃の自分へのレクイエムでもあるし、叶えられなかった義母の思いを実現させていく場をここでやろうって」
そして、約1年間かけた事業計画作成、リノベーションを経て、昨年の11月に女性専用&女性応援のためのコワーキングスペース「エアー・ビジネス・ディパーチャー(通称エアビジ)」をグランドオープンさせました。社名には、多くの女性に、この場所から日本国内外にビジネスで飛び立って欲しいという願いと、ビジネスにとって最も大切とも言える飛び立つ前の準備段階で、集う方たちを元キャビンアテンダントとして最上級のおもてなしで応援したいという気持ちがこめられています。
「実はエアビジをスタートさせてから気づいたことですが、実は、私が経営者となった時の年齢が、義母が亡くなった年齢と同じだったのです。これも運命なんだなぁと思わずにいられません。経営者としてビジネスをやっていくのは、本音を言うととても大変です。でも絶対に根をあげられない。頑張ろう!!と前を向けるのは、私は義母の分も生きているんだと思えるから。ここにいると、義母が生きたかったであろう月日を一緒に生きていると思えるから、どんなに辛いことや悲しいことがあっても頑張れる!!」
エアビジは会員制で、月会員になると自分のオフィスのようにスペースを使うことができます。また、藤川さんの人脈による著名な講師によるセミナーやイベントも数多く開催しており、ここに通うだけでビジネスのヒントやマインドを学ぶことが可能。
一般的なコワーキングスペースと違って、エントランスで靴を脱いで中に入るシステムなのも女性にとって嬉しいところです。お揃いのスリッパを履けば、まるで友達の家を訪れたときのようなホッとくつろいだ気分に。スペース全体に優しくて穏やかな空気が流れているので、会員同士も自然と仲が良くなり、他愛ないおしゃべりからビジネスの輪も広がるとして評判を呼んでいます。なかには毎回、わざわざ飛行機に乗ってこの場に来られる会員さんもいるのだとか。
「会員さんが、『エアビジに行くぞ!と思えば、家事も頑張って自分の時間を確保できる。エアビジに行くのに服に気を遣い始めたら、おしゃれが楽しくなった』などとおっしゃってくださるんです。それだけでも、もう胸がいっぱいになります」
エアビジの温かな雰囲気に魅了され、現在、会員数がどんどん増えつつあるのだそう。その理由は間違いなく、空間全体から感じられる藤川さんの温かなおもてなしと、心で感じられるこんなアナウンスではないでしょうか。
”女性たちの夢をいっぱい載せた当機はまもなく離陸を迎えます。
どうぞご不安にならないでください。
みんなで知恵を持ち寄り、力を合わせれば、どんな行き先も叶います。
それまで、どうぞゆったりとおくつろぎください”
女性専用・女性応援 コワーキングスペース
エアー・ビジネス・ディパーチャー
≪編集者・ライター/出版戦略コンサルタント 松井元香さんの他の記事をチェック!≫
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
キャビンアテンダントなどの航空業界出身者の転職サポートなどを行う『アクティリーゼ株式会社』|CREWNET内に「セカンドキャリア コミュニティ」をOPEN!
PR TIMES / 2024年4月26日 17時45分
-
上村彩子アナ CA&パイロット“コスプレ”公開に「本物かと思った」「似合いすぎ」「本業ですか?」
スポニチアネックス / 2024年4月26日 8時47分
-
「これこそ美しすぎるCAさん」TBSアナのCA姿に絶賛の嵐 パイロット姿の操縦体験動画も
日刊スポーツ / 2024年4月26日 6時0分
-
最近聞かない「スチュワーデス」、なぜ言わなくなった? いまや「CA」が普通に…その経緯とは
乗りものニュース / 2024年4月21日 17時12分
-
「すみません」のつもりで"Sorry"を使ってはいけない…外資系CAが身をもって学んだ「英会話でのNGフレーズ」
プレジデントオンライン / 2024年4月1日 7時15分
ランキング
-
1現役美容師に聞いて分かった「頭皮が硬くなりやすい人」の特徴6つ! 自宅でできるマッサージ術も解説
オトナンサー / 2024年4月29日 20時10分
-
2無印良品のアイテムが防災グッズとして万能!「地震の時これがあって助かった」「お風呂入れないときの救世主」売り切れ必至の名品とは?
まいどなニュース / 2024年4月29日 15時15分
-
361歳女性の“還暦ファッショニスタ”が明かす、いつまでも若々しい人たちの共通点
日刊SPA! / 2024年4月30日 8時53分
-
4なぜ辞退しない? 円安物価高の“A級戦犯”黒田東彦・前日銀総裁に「叙勲」のブラックジョーク
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月30日 11時3分
-
5ニトリが布団「Nクール」を自主回収 「中綿」表面に出てくる恐れ……「深くお詫び」
ねとらぼ / 2024年4月30日 12時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください