許せん！「雑な学校対応」に怒り爆発!! それでも健気な長女の姿にほろり…

東京で4人の子どもと暮らしているライター・岡本ハナです。
長女はADHDと強迫性障害を併せ持ついわゆる発達障害児ちゃん。

シラミを理由に「洗浄や殺菌消毒をしてください」と、体操服やお道具箱など大量の私物を渡され、早退した長女。その日を境に、長女にある異変が起きたのです。

【東京こども4人育児日記 #16 】

▶前の記事を読む▶下校時に娘が行方不明になった原因は「1年生の自覚がなかった」から！？あんぐり……。

 

「学校に行きたくない」と言うようになった長女

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早退した翌日は、私と一緒に通常通り登校した長女。すでに朝の会が始まっていたため、担任の先生には「お騒がせしました」の一言だけお伝えして、その場を後にしました。

でも、その時に感じたちょっとしたザワツキ……。

私が、ひそかに心配していたことが現実に。
この日を機に、長女が「あんまり学校に行きたくないんだよね」と言うようになったのです。

朝が苦手でなかなか起きることができない、さらに朝の支度が遅い長女でしたが、本人に‟登校する気持ち”があったため、どんなに遅刻をしても学校は通えていたのに……。長女の言葉を聞いた時はショックでした。

 

 

「集団行動ができない子」が、さらに浮いた存在に

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突然保健室に隔離されて、大量の荷物をまとめて持ち帰らせた長女のことを心配したり、疑問に思った子ども達の中には、直接理由を聞いてきた子どももいたそうです。

長女が登校した日には、アタマジラミが発生したことが記載された「保健だより」も配布されました。他の児童への周知は、感染拡大防止のために大事だし絶対に必要！
でも、急に校帽をかぶらせて早退させたら、低学年でも「あいつだな」ということを察するはず。もっと配慮をしてほしかった……。

さらに、大量の荷物を持ち帰らせる‟ばい菌”のような扱いは、イジメの対象になったり、人権問題にもなりうる、とってもデリケートなものなんじゃないかなって思うんです。

ただでさえ集団行動ができない子どもだったため、これを機にさらに浮いた存在になっているようでした。

 

 

学校対応に怒り爆発！でも、強く言えない理由があるんです…

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犯人探しをするつもりではないけれど、長女はプールなどの習い事はしておらず、下のきょうだいはボウズ頭の幼児と髪が生えていない乳児。絶対ほかにもシラミが発生している子どもがいるはずなのに、なんでうちの子だけがこんな目に！？あまりにもかわいそすぎる……。

ひとりの子どもに対して徹底的過ぎるほどの対応をするならば、なんで児童全員に対して検査をしないのだろう。
アタマジラミなだけに、しらみつぶしに対応すればいいのでは！

ワナワナと怒りがこみあげた私は、抗議文（×2回）を提出。しかし、担任からは「私にとって初めてのことだったから」だとかそんなことばかりで、さらりとした返答。

……解せぬ！！！許せん！！！

ただ、このまま事を大きくすると、長女はさらに学校に居づらくなる。

長女は「みんなが待っているから早く行かなきゃいけないんだけど、どうしても手の汚れが気になってずっと洗っちゃうんだ」と言っていたこともあり、わざと集団行動からはみでているわけではなかったんです。手を洗う時に数を数えるなど工夫をしたり、自分をどうにかコントロールしようと頑張っている時期でした。

そんな時に、私が荒波を立てたら「おまえのかあちゃん、モンペー！」なんて言われちゃうのかな。長女のことを強く思えば思うほど、言いたいことは言えずにいました。

小学校生活の中でトップ1と言っていいほど、許せないこのアタマジラミ事件。

普段から集団行動ができないはみ出し者が、今度はアタマジラミ。学校側も突然のことで驚いたのかもしれないけど、テキトーに対応してほしくはなかった。信頼していた学校なだけあって、残念で悲しい出来事でした。

 

 

 

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