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更年期のイライラが「夫への殺意」に変わったとき、夫がとった行動は⁉

OTONA SALONE / 2024年5月5日 21時1分

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。

ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです。

前編  『子宮全摘。倦怠感やイライラが!ホットフラッシュもないし、ホルモン数値も問題なし。「更年期」とは違う?』に続く【後編】です。

 

この記事の【前編】を読む▶▶子宮摘出後に関節痛やイライラ、倦怠感を感じて受診したものの、更年期ではないと言われたユリさんですが症状はさらに悪化!

【100人の更年期#107】後編

 

◆ユリさん 52歳
41歳の夫と二人暮らしの看護師。子宮筋腫で子宮を全摘後に更年期の症状が現れたためHRTを開始

 

ホットフラッシュが始まった。でも医師は「なんでも更年期のせいにするな!」と一喝

夏が近づいてきたある日、突然首の後ろに汗が吹き出す感じを覚えました。大量に吹き出た汗は背中へ流れ落ち、服がびちょびちょに。乾くと汗ジミができるほどの量でした。1度ならまだしも、何日も続いたため、これはもう更年期の症状だと思い医師に相談しましたが、「なんでもかんでも更年期のせいにするな!」と一喝されるだけでした。

 

一応、錠剤を処方してくれましたが、それが私には合わず、気分が悪くなるだけだったので止めました。次に漢方薬を勧められましたが、私は粉状の薬を飲むのが苦手なので服用できないと言うと、医師は「じゃあ気力で乗り切れ!」と言いました。私は医師の精神論にもやもやしながらも、言われた通り気力に頼ることにしました。

 

 

夫へのイライラが殺意に変わり…

49歳になると、イライラのボルテージが最高潮になり、夫への怒りは殺意を覚えるレベルになっていました。夫が靴下を脱ぎっぱなしにしたり、使ったティシュを机の上に置きっぱなしにしたりしただけで、「殺すぞ!」とすごむありさま。夫が冷静になだめてくれていなければ、もしかすると私は本当に夫に手をかけていたかもしれない……。そう思うとゾッとします。最近になって夫に「殺すなんて言われて、よく冷静でいたね」と言ったところ、「本当に殺すわけがないと分かっていたから」と、やはり冷静に答えてくれました。おそらく、夫は警察官なので、理不尽な暴言を浴びせてくる人への対応に慣れているのでしょう。

 

この年、引っ越しをしたため、通院する婦人科が変わりました。新しい病院で血液検査をしたところ、ホルモン値が著しく低く、ほとんど出ていないことが分かりました。たった1年で、ホルモン値が急激に下がっていたんですね。医師はすぐにHRT(ホルモン補充療法)を勧めてくれ、パッチを貼るタイプのHRTを開始しました。

 

 

HRTを始めたら、関節の痛みもイライラも倦怠感も大量の発汗も感じなくなった!

最初に感じた効果は、関節の痛みや倦怠感などの軽減でした。また、朝は布団ダンゴムシだったのに、毎朝すっきり布団から出られるようになりました。大量の発汗も治まり、食欲が増進しました。いちばんの変化は、殺意を抱くほどのイライラが何事もなかったようになくなり、夫を愛おしいと感じるようになりました。

 

「こんなに心身ともに楽になるなら、もっと早く始めたかった」そう思いました。HRTは、52歳になった現在まで続けています。

 

実は、職場の上司に私と似たようなイライラを爆発させている女性がいて、あまりのパワハラに何人ものスタッフが退職していきました。もしかすると更年期の症状じゃないかと思っています。本人は、自分は更年期にならないと思っているようで、周りの助言に耳を貸しません。個人的には、更年期を疑ってきちんと検査をしたほうがいいんじゃないかと思いますが、まだ更年期ってデリケートなワードで、人から言われたくない人もいるから、難しいですよね。

さらに、私は看護師という立場上、検査をしたわけでもなく医師でもないいのに「更年期かも」なんて言えないことも、助言の邪魔をしています。皆さんはこんなとき、どうしますか?

2024/05/05 21:1

 

≪ライター・薬機法管理者 力武亜矢さんの他の記事をチェック!≫

 

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