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「子どもの顔色を気にしすぎる子育てだったかも…」自分がしてきた育児。今までを振り返って、改めて気づいたこと

OTONA SALONE / 2024年5月29日 11時15分

東京で4人の子どもと暮らしているライター・岡本ハナです。
長女は、ADHDと強迫性障害を併せ持つ、いわゆる発達障害児ちゃん。

小児精神保健科の初診予約をしたものの、なんと三ヶ月待ち!待っている間に、超潔癖症の長女がすんなり電車移動できるよう特訓を開始しました。

待ちに待った初診では、医師から衝撃的一言があり……。

【東京こども4人育児日記 #20 】

 

▶前の記事を読む▶『ウソでしょ、三カ月待ちは常識? 【初診の壁】が高すぎる……! 子どもの「こだわり」を優先すると、通院さえままならない』

 

 

長女の激しい気分の浮き沈みにオドオド

shutterstock.com

長女が極度の潔癖症のために外出が難しく、休日も近場で過ごすようにしていた我が家でしたが、病院に行くために電車移動の練習を開始!

しかし、私の心配をよそに、久しぶりの電車移動にうんともすんとも言わない長女。手すりもガッツリ触ってるし……!
ただ、その翌週は車内で発狂するほど手の汚れが気になり途中下車。その時の本人の気分や車内の環境によるのかしら。

そういえば、普段の生活でも「気分の浮き沈み」によっていろんなことが左右される。私は長女の顔色をうかがいながら生活をしているなぁ……ということに改めて気がつきました。ずっとオドオドしているんじゃないかな。

初診予約の日も、長女のご機嫌を確認する私。うーん、どうやら機嫌が悪そうなので、タクシーで向かうか……。練習の甲斐はナシ。はぁ~。

 

 

問診票で「私はこんなに頑張っている」をアピール?

はじめて足を踏み入れる小児精神保健科は、意外にもフツーの病院といった印象。ドラマや漫画で見るような精神科のように、泣き叫んでいる人がいたり、暴れるのをおさえられている人がいるのかな……なんて想像していたけど、待合室にいた数組の親子たちはごくフツーだし、とても子どものことで悩んでいるようには見えませんでした。

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「ここにたどり着くまで、一番大変だったのはきっと私なんじゃない?」
なんて、心の中で謎のマウントをとる私。

この時の私は、きっと病んでいたんだと思います。

それを裏付けたのは、子どものことで心配していること、家族構成、生活環境など、盛りだくさんの質問事項が書かれた問診票。

”最近の困りごと”を記入する欄には、よくぞ聞いてくれましたと言わんばかりに、とにかく書きまくりました。

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「気分の浮き沈みがとにかく激しい。さっきもタクシーで…」
「朝は全く起きない。起きても支度が遅くて、遅刻ばかり」
「忘れ物が多い」
「授業についていけない」

など、うんぬんかんぬん。

小さな枠に、はみでるほどの回答を記入した後は、どことなくスッキリ!

後に、この回答が重要なものだと知るのです。

 

 

医師の一言「お母さんの様子も……」で頭ポカーン

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医師の診察は、親子別々に行われました。まずは、子どもが入室して先生と一対一になり話をします。その後に、子どもは看護師さんと待合室で待機。その間に、親は医師と個室で話をします。

私の番になると、医師は開口一番に


「子どもが何を話したかと言うことはお伝えできないので、お母さんのご様子を聞かせてくださいね」
と……!

そう、先に診察をした長女が一体何を話したか、私はものすご~く気になっていて、まずはそれを聞きたかったのです!このお医者様、エスパーなのかな。

 

そして、私がモーレツに書いた問診票を確認すると一言。

「お母さん、大変でしたね。かえって心配しすぎない方が、良い方向に向くこともありますから。お母さんの様子も診ていきましょうね」

思いがけない言葉に、脳内処理ができないワタシ。頭ポカーン状態でした。

顔色をうかがいながらでも‟子どもファースト”で行動することはイケナイことだったの?

 

 

 

 

 

 

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