「育児と介護。さらに更年期!もう、ツラすぎる」ストレス三重苦世代、40~50代のための【ストレス解放サプリ】
OTONA SALONE / 2024年8月9日 21時1分
40〜50代になって、「ストレスが多くていつも疲れ顔……」と悩んでいませんか?
日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれており、昨今の研究では閉経の平均年齢は52歳で、閉経前後の5年間は更年期と定義されます。
この時期はホルモンバランスの影響やストレスで、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。
今回は、ストレス対策に役立つサプリメントについて、あんしん漢方の円山 真由佳さんと、一般社団法人日本サプリメント協会理事長、後藤 典子さんに教えてもらいました。
◀この記事の【前編】を読む◀ストレスが美容面に与える悪影響を与える? サプリはストレス対策に効く? __◀◀◀◀◀
ストレスからの解放サプリ4種
前半で説明したように、サプリメントはストレス対策の補助的効果が期待できます。
以下は、ストレス対策におすすめのサプリメント4種です。
1.トリプトファン
トリプトファンは、精神を安定させる働きをもつセロトニンの材料です。トリプトファンのような必須アミノ酸は、ほかの必須アミノ酸が不足していると十分な効果を発揮できません。
サプリメントは、トリプトファン以外の必須アミノ酸も配合されているものがおすすめです。
アミノ酸のサプリメントは、錠剤だけでなく顆粒やプロテインなどさまざまなタイプがあります。
自分が続けやすいタイプを選びましょう。
2.ビタミンB12
ビタミンB12は、血液を増やし、ストレスによって悪くなった血流をよくする効果が期待できます。体内でも作られるため欠乏しにくいビタミンですが、動物性食品をほとんど食べない方はビタミンB12不足に注意しましょう。ビタミンB12を含むビタミンB群は、互いに助け合いながら作用します。ビタミンB群をまとめて摂れるサプリメントを選ぶといいでしょう。
3.チロシン
チロシンは、脳の活動を高めて気力のアップに役立つ非必須アミノ酸です。必須アミノ酸のフェニルアラニンから合成されます。
注意点として、チロシンはメラニンの材料でもあるため、過剰摂取するとシミが増えやすくなることがあります。
チロシンをサプリメントで摂るときは、パッケージに記載されている目安量を守りましょう。
4.ナイアシン
ナイアシンはビタミンB群の一種で、糖質や脂質をエネルギーに変えるのを助ける働きがあります。
不足すると、脳のエネルギーが足りなくなり、マイナス思考になりやすいといわれています。
ビタミンB12と同じく、ビタミンB群全般を摂れるサプリメントを選びましょう。
ストレス対策には漢方薬もおすすめ
サプリメントに加え、ストレス対策には漢方薬もおすすめ。
漢方薬とサプリメントは相互作用が少ないと考えられているため、併用も可能です。
また、漢方薬は毎日決まったものを飲むだけなので、手軽に体質から根本改善を目指すことができます。
ストレス対策には、「自律神経やホルモンバランスの乱れを整え、ストレス耐性を高める」「消化・吸収機能を改善してからだの内側から心を元気にする」「心をおだやかにし、気分の落ち込みやイライラを改善する」などの働きのある漢方薬を選びます。
<ストレス対策におすすめの漢方薬>
・加味逍遙散(かみしょうようさん)
気分の落ち込みやイライラなどの神経症状に働きかけます。
のぼせ感があり、疲れやすくて肩がこり、イライラや不安などの強い方に。
・桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼうれいとう)
神経の高ぶりを鎮め、不安を取り除いて、不安定な精神症状を落ち着かせます。
ストレスで神経が過敏になることで起こる不眠やイライラなどがある方に。
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、自分の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。
「あんしん漢方」などのAI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
「オンライン個別相談」を利用すれば、漢方のプロが個人に効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。
すべてスマホで対応しますので、対面では相談しにくい悩みも気軽に話せます。
ストレス対策をしてからだの内側から美しくなろう
ストレスは美容にもさまざまな悪影響を及ぼします。
40〜50代はストレスが多くなりやすい時期のため、不調を感じたら補助としてサプリメントを取り入れてみるのがおすすめです。
また、更年期のお悩みを根本改善するなら、専門家に相談して漢方薬を飲むのもいいでしょう。
ストレス対策をして、からだの内側からいきいきとした美しさを手に入れましょう。
<この記事の監修者>
あんしん漢方 ライター
円山 真由佳(えんやま まゆか)
医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
一般社団法人日本サプリメント協会理事長
後藤 典子(ごとう のりこ)
同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、医療・健康ジャーナリストに。
Youtubeチャンネルで健康リテラシー向上のための情報を発信している。
2023年よりSフードプロジェクトのリーダーとして、機能性表示食品ののぞましい発展を支援する活動をしている。
参考:ダイヤモンド・オンライン ストレスフリー超大全「精神科医がどうしても「サプリメント」で摂取している栄養とは?」
医療法人 宇野医院本院「ストレスとサプリメント – サプリメント」
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