離婚ですべてを失うも、「たった一人で」累計1000万個のヒットコスメの開発を担当。50年間失敗を繰り返し、その答えを登録者12万人のYouTubeで発信【50才美容家・さきめぐ先生・後編】
OTONA SALONE / 2024年9月2日 20時51分
自他ともに認める美容オタクで、50才とは思えない美貌の持ち主・美容家の咲丘恵美さん・通称さきめぐ先生をご存じでしょうか。
化粧品開発者でもあり、科学的知見に精通した先生が、スキンケアについて発信しているYouTubeチャンネル『さきめぐ Beauty Class』は、登録者数12.1万人越えと大人気!女性誌でも活躍する先生の、「美容は人生」というスキンケアとともに歩んできたその半生をインタビューさせていただきました。
「離婚」で生きる気力を失った先生が、「自分がかつて心を救われた『スキンケア』で誰かの役に立ちたい」という新たな夢を持ち、専門的な知識を深めるため勉強しながら、再び活力を取り戻していきました。
>>貯金を切り崩しながらたった一人で開発担当をしたコスメが、大ヒット
貯金を切り崩すほどに没頭。「DUOクレンジングバーム」の開発に携わることで、気力ゼロから生き返った
専門的な知識を深めていく中で、知人だった現在のプレミアアンチエイジング株式会社の代表に「化粧品事業をやらないか」と相談され、2人で会社を設立。開発担当はさきめぐ先生だけ。たった一人での化粧品開発がはじまり、1年半かけて、クレンジングバームの『DUO(デュオ)』が誕生したそうです。今ではなんと累計1000万個売れているヒット商品、その裏側にはこんなストーリーがありました。
「当時はまだ化粧品に関する技術が進んでいなくて、“クレンジングは必要悪”と言われていた時代。
肌への優しさと洗浄力が両立できていない製品が多かったので、効果実感の高さや使用感の良さを両立させたクレンジングを開発することにしました。その結果たどり着いたのが、当時はまだなかったバームタイプのクレンジングだったんです。
訴求内容からキャッチコピーまで、すべてをゼロからつくる初めての経験。私自身、ロック魂といいますか、ベンチャーマインドがあるので、爆発したエネルギーのすべてを注ぎ込み、貯金を切り崩しながら開発に没頭しました。
ロジックと感性のどちらにも届くように、最後の最後までベストを尽くしたい。その思いから、時間の許す限り微調整を繰り返しました。苦しいこともたくさんありましたが、久しぶりに会った親友に『人って生き返るんだね』と言われるほどイキイキしていたようです(笑)。
離婚を機に生きる気力を失っていた私が、仕事での目標ができたことで生き返った。改めて、スキンケアの素晴らしさを感じました。
そして、その後、多くの人の役に立てるような、今までにない化粧品をつくりたいという思いから独立し、女性をエイジング悩みという宿命から解放するブランド『Re:CODE(リコード)』を設立し今に至ります
>>「いくつになっても人生はプラスに変えられる」と伝えたくてYouTubeを始めた
知ってもらわないと役に立てない…スキンケアの発信のためにYouTubeをスタート
化粧品開発と並行して、YouTube活動をスタート。YouTubeの運営会社から声をかけられたことがきっかけだったそう。しっかりと話ができる能動的なメディアだからこそ、さきめぐ先生が伝えたい美容情報と相性がいいと思ったんだとか。
「『いくつになっても人生プラスに変われるんだ』ということをみなさんに伝えたくて、YouTubeを始めました。美容に対する熱量が高すぎて、ついオタクトークが止まらなくなってしまうのですが、私の発信や製品がポジティブに役に立ったら嬉しいです。
とはいっても人生にはいろいろとあり、必ずネガティブになるときもあると思います。
私はネガティブは決して悪いことではないし、無理にポジティブになる必要はないと考えています。
だって、ネガティブは、自分を振り返っているからこそ湧き出る気持ちですよね。それは決して意味のないものではないから、その感情も受け入れ、頑張っている自分への癒しタイムとしてスキンケアを楽しんで欲しいと思っています」
>>食用オリーブオイルを顏に!?失敗を重ねたからこそ、「正しい方法」を伝えたい
「食用オリーブオイルを肌に!?」無知ゆえの失敗も多数。だからこそ、正しい方法を伝えたい!
今では化粧品開発者・美容家として活躍する、さきめぐ先生ですが、学生の頃はきゅうりパックやレモンの輪切りパックなど、都市伝説レベルの美容法を試みては失敗するという時代もあったそう。
「美容が好きだったこともあり、いいと聞いたものはとりあえずやっていました。保湿のために食用のオリーブオイルを塗っていたことも(笑)。食用のオリーブオイルは旨み出すためにあえて不純物を残しているので、本当にやめてくださいね。
他にも、多価アルコール(PGなど)基剤と呼ばれる、水がほとんど含まれないベースの美容液は、刺激が強いのですが、温感がするので「効いている!」と思ってしまい、肌が赤くなっているのに使用し続けたり…。刺激を感じる方は、炎症からシミが悪化したりするので注意が必要です。
数ある失敗の中でも一番良くなかったと思うのは、多数アイテムの重ね付けです。
専門知識がなかった頃は、悩み別に使用アイテム数がどんどん増えていったんです。いいと思った物は全部使いたいと思ってしまい、1回のスキンケアで10種類以上塗ることも。
使うアイテム数を増やせば増やすほど、商品保持のために配合されている成分も肌に重ね付けすることになるので、肌の負担になってしまうんですね。肌が良くなるどころかむしろ悪くなったんです。なので、できるだけシンプルなステップでいい成分を網羅することが大切です。
美容は私の人生。50年間いろんな失敗も繰り返し、そのたびに皮膚のメカニズムや化粧品技術を追いかけて、私なりの答えになっています」
女性はホルモンバランスで肌が変化する。正しいスキンケアで未来に投資を
皮膚の構造などまだわかっていないことが多いからこそ、新知見を追い続け、常に探求している。そんなさきめぐ先生は、これからも美容の正しい知識を広めていきたいという。
「女性は月経や閉経、妊娠、出産などホルモンバランスやライフステージの変化などがあり、常に一定の肌状態ではありません。
だからこそ悩むのですが、間違ったスキンケアをしていてはもったいない。本来はオタク気質なので人前に出るのが得意ではないのですが、最短距離でキレイになって欲しいから、美容家活動を通じてもっと多くの人に肌の構造や効果的なスキンケアの方法などを広めたいです」
「美容は人生」と言い切るさきめぐ先生。そのお話には信頼と説得力しかありません。
次回からは、オトナサローネ世代の都市伝説になりつつあるスキンケアのギモンを先生にお伺いします。
あの雑誌では「NG」と言われていることが、ウェブメディアでは「正解」と言っていたりしますよね。
Web検索やSNSなどのおかげで、知りたい情報を簡単に調べることができるようになりましたが、その反面「本当なの?」と思ってしまうような、不確かな情報もあふれています。
だからこそ、化粧品開発者でもあり、科学的知見に精通した先生の解説は見逃せません!
こうご期待!
お話を伺ったのは…
化粧品開発者・美容家 咲丘恵美(さきおか・めぐみ)さん、通称さきめぐ先生
おっとりと可愛すぎる語り口で、科学的知見と実体験を織り交ぜた深すぎるスキンケアの解説を行うそのギャップが大人気。先生自ら発信を行っているYouTubeチャンネル「さきめぐ Beauty Class」の登録者数は右肩上がりに増えて12.1万人(2024年8月現在)! 自身の肌トラブルに悩まされ続けた経験から、スキンケアの真髄を追求するべく皮膚科学や化粧品学などを習得。その知識を基に化粧品ブランドの商品開発・研究にあたる。
Information
◆さきめぐ先生開発商品「Re:CODE ワクチナイザー」
12種類のハイスペックな美容成分を高濃度配合
「多くの人の役に立てるような、今までにない化粧品をつくりたいという思いから独立し、女性をエイジング悩みという宿命から解放するブランド『Re:CODE(リコード)』を設立し、理想の肌を叶える『ワクチナイザー』シリーズを発売しました。
私が理想とする美肌の条件<色・形・感>に対応できる商品がなかったため、シミの悪化やシワの固着、フェイスラインや目元のたるみの加速など、エイジングの崖から落ちるのを食い止める、そんな化粧品を目指して開発。
この商品を作るにあたっては、まずはエイジングの原因を探るため、近年の遺伝子発現研究を基に自らの肌人生を徹底的に振り返り、ストレスと肌老化に大きな関係性があると判明。そのストレスによって蓄積する82の<肌エラー>に着目し、エイジングを加速させる根本原因のコード(肌設計)を書き換えるというこれまでにはなかった解決策を見出しました」
◆YouTubeチャンネル『さきめぐ Beauty Class』
さきめぐ先生自身の実体験と科学的知見に基づいた美容情報を発信中!
https://www.youtube.com/@sakimegu_beauty
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