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証券会社勤務エリートと結婚したつもりだった…。浮気相手が妊娠、泣き崩れる夫を前にして思ったことは(後編)

OTONA SALONE / 2024年12月20日 20時1分

編集プロダクションに勤務するライターの芽衣さん(仮名:45歳)は、銀行系証券会社勤務の夫・純さん(仮名:45歳)と、大学時代からの交際を経て30歳で結婚した自称「腐れ縁夫婦」とのこと。子供はおらず2匹の犬とともにマイペースに暮らしていますが、度重なる純さんの「浮気グセ」に頭を悩ませているそうです。

前半では、芽衣さんと純さんが東京で再会して結婚をするも、純さんの特殊な「浮気グセ」がトラブルを引き起こしていることを伺いました。

 

よりによって、前の彼女と会ってるなんて

「彼は見るからに男性ホルモンが濃いタイプなので、男同士で飲みに行くのも好きで『遊んでるだろうな』と思ったことは何度もあります。

とはいえ私は少し嫉妬の感情が欠けているのか『一緒にいる時は楽しいし、その分稼いでくれているのでまぁいいか』と、スマホを盗み見るようなことはしませんでした。でも、ある日、彼のスマホではなく私の方のスマホに知らない番号から着信があって。宅配業者かもしれないので出てみたら、地元の先輩でした」

 

地元企業に就職して福岡で働いているという大学の先輩は、純さんと彼の妻が福岡で密会していると告げてきたそう。

 

「電話してきた先輩の奥さんは、夫の元彼女だったモデルの女性でした。向こうのご主人は『子供もいるので離婚するつもりはない。このまま会い続けるなら訴える』と話していたので、気が進みませんでしたが、私からも夫に『もう会わないで』と伝えました。夫は青い顔をして、『お茶を飲んだだけだけど、もう会わないようにする。ごめんなさい』と意気消沈した様子でした」

 

2年後、女友達からのタレコミが 次ページ

ウワサになるようなことを平気でする夫に…

しばらくは、福岡出張の時もホテルに帰ったら電話をしてくるようになり、平和な時間が続いたそう。

 

「次のトラブルはその2年後で、今度は私が女子会で大学の友達と遊んだ時に、女友達に『そういえば純さん、愛(仮名)と噂になってるけど、大丈夫?』と言われて、調べざるを得ない雰囲気になりました。愛さんは、サークルのアイドル的存在だった元ミスキャンパスファイナリストで、私ともちょくちょく飲みに行ったことがある友達です。地元でミュージシャンと結婚しているって聞いていました」

 

仕方なく純さんを問い詰めたところ、彼女はキャバクラのような店で働いており、客として何度か通ったと説明。金銭的に困っていると相談されて、話を聞いているうちに男女の関係になってしまったと告白されました。

「2人で飲んだことは何度もあるけれど、誓って性交渉は1度だけだと拝むように謝られましたが…。1度でも2度でもいいから、噂になるようなことだけはするな!って話で。その時は、好きなブランドのダイヤモンドペンダントを買ってもらって溜飲を下げました」

 

45歳を過ぎての大事件。私の親友を妊娠させったって、どういうこと? 次ページ

妻の大学時代の親友を妊娠させた

さすがの純さんも凝りたのか、その後は長く平和な日々が続いたそう。

「でも、喉元すぎればまた、って感じで。これは最近の話なんですけど、45歳を超えてなにをしてくれるんだと…。今回は、私の大学時代の親友の冬美(仮名)から直接私にラインが入ったんです。いきなり『純さんと別れてください。子供を産めるかも知れない最後のチャンスなの』とメッセージが入って。もう『無』の顔になりました」

 

冬美さんはDV夫との関係に悩んでおり、純さんに弁護士を紹介してもらって離婚したばかりとのこと。

 

「今回は2年間も続いた関係だったことが判明して、さすがの私も離婚が頭をよぎりました。夫本人は、冬美に情はあるものの私との離婚は考えていなかったようで、『子供が生まれたら、俺、どうしたらいいかな? 遺伝のこともあるのに』と泣きついてきました。『そうなったら認知して養育費を払うしかないでしょ。しっかりしな!』とはっぱをかけたら、驚いたことに泣き出して。泣きたいのはこっちですよ…」

 

翌月に冬美さんは流産してしまい、純さんは「手切れ金」としてまとまったお金を支払って、冬美さんとの仲を精算したそうです。

 

「病気かもしれん、俺の女好きは」と言うけれど

「浮気をされるのは本当に嫌なものです。でも、それ以上に、トラブルに巻き込まれることがストレスで。相手が『精神的に追い詰められた親友』じゃ、訴えるのも寝覚めが悪いですし。最近は本気で離婚を考えていたんですけど、夫に『犬も悲しむし、実家の父親も悲しむから許して』と拝み倒されて。『だったらなんで浮気するの』と言ったら、『病気かもしれん、俺の女好きは。性欲が強い』と身も蓋もない答えでした」

 

冬美さんは、「だったら風俗じゃだめなの? または若いキャバクラ嬢とかと飲むだけとか。なんで地元の同世代に手を出すの。ややこしくなって大迷惑」と、本気で怒鳴りつけたそう。

「夫の答えは『そっちも経験あるけど、年を取ってからはつまらなくなった』でした。うちの夫の主観なんですけど、『若い女の子とお金で遊ぶヒヒ親父』は悪役に思えるんだそうです」

 

純さんは、あくまで「恋愛」がしたい気持ちが強いとも話していました。

「若い子と対等な恋愛ができるならそりゃ嬉しいでしょうけど、20代の馴染みのキャバクラ嬢に『同世代気分でカジュアルに口説いてくるおじさんが大嫌い。最低でも、自分がおじさんであることを自覚して相応の対価を払って口説くのが礼儀』と言われてから、若い子に高いものをねだられる度にテンションが下がるんだとか。自称『恋がしたいタイプの女好き』の夫は、モテていた時代の地元の同世代に走って夢を見ているんでしょうね」

 

結局は「女好き」というより自分が好きで、性欲以上に承認欲求が強いナルシストだと思う、とバッサリ純さんを切り捨てる芽衣さん。

「今は、夫婦でカップルカウンセリングに通っています。私も、転職したばかりで気になる資格にも挑戦していて、夫は放ったらかしで夜遅くまで家をあけることが多かったので反省すべき点もなくはないです。もう一度だけ向き合ってみようかと…。今後、離婚するのは続けるのかはまだ決めていませんが、本人に『ちょっと落ち着きたい』という意思があるうちは、続けてみたいと思います」

 

 

 

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