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50歳で素晴らしい仲間と出会い「WEB雑誌」を作ることに!人生の後半戦でのチャレンジで、夢を取り戻した私は

OTONA SALONE / 2025年1月12日 11時1分

日々が飛ぶように過ぎていく中、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのように横たわる五里霧中ですが、そんな中「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。体験談をご紹介します。

 

◾️とりはらさん
神奈川県在住、50歳、夫とネコ1匹とともに暮らす漫画家アシスタント。大学3年のときに漫画賞を受賞して、漫画家デビューするも鳴かず飛ばずで、現在はアシスタントやイラストの仕事をこなす。週2回、整骨院でもアルバイト。

【私を変える小さなトライ#13】後編

制作2カ月で完成。「私、やればできるんだ」と実感できて

コミュニティ雑誌の創刊号

コミュニティのWEB雑誌第1号は、当初1カ月で作る予定だったのですが、結局2カ月かかってしまいました。あまり深く考えずにスタートしたので、あとで「雑誌ってことは目次がいるよね」「インタビューも載せたいね」なんて言ってどんどんページが増えていって、結局、総ページ数は55ページになりました。メンバーへの執筆は「今のあなたに影響を与えた漫画は何?」というテーマでお願いしました。

 

創刊号ができあがったときには「紙で欲しい」という声もあって、プリントアウトをしてみたんですが、画像データのサイズが足りなくて、印刷すると画像がぼやけてしまいました。「印刷するには写真のデータが小さかったんだな」とあとで気づいたんです。それでも、コミュニティの人たちは心の余裕があって、やさしい人ばかり。「やったね!」「頑張ったね!」と共感して、一緒に喜んでくれるから、私のような人間でも「またチャレンジしよう」と前向きな気持ちになれました。

 

 50歳で人生の宝物を見つけた 次ページ

就職したことのない私が初めて感じた「人生の宝物」とは

とりはらさん作のグラレコ

制作後にコミュニティのWEB雑誌を240名が参加するオンラインイベントでプレゼン(プレゼンテーション)をする機会をいただきました。私、人生で一度も組織に所属したことがないんです。だから今回、人と作業することで「そうだな」と気づくことが多くて、いい機会をいただいたなって思っています。たとえば、人に「書き直してほしい」と伝える場合、いつも仕事ではダメ出しをされる側なので気づかなかったけれど、ダメ出しをする側も結構大変なんですよね。「相手が否定されたと思うんじゃないか?」って、一晩中悩みました。でもより良くなると信じているからダメ出しするんですね。

 

そういう気づきを、このイベントのライトニングトークのなかで、「①仲間を信じて仕事を任せる」「②心を鬼にしてダメ出しをする」「③不得手なこともやってみる」「④締め切りを決めて動く」という内容のグラレコ(グラフィックレコーディング)にして発表しました。

※ライトニングトーク……5分や10分などの短い時間で、簡単に一つのテーマをわかりやすく話す発表のこと
※グラフィックレコーディング……議論内容や提案を、絵や図形などを用いてビジュアル化することで参加者にわかりやすく共有する手法

 

コミュニティの仲間はプレゼン慣れしているので、行き当たりばったりでもバーっとうまく話せるんです。「みんなと比べたら自分はダメだなー」と劣等感を感じていて、自分は人前で話すことは苦手なんだと思い、基本引っ込んでいました。でも、グラレコを制作して240人の前で話をしてみたら、かなり自信がつきました。話す内容をしっかり準備してから臨めば、話すのが苦手な私でも何とかなるもんだなって実感できたんです。みんなから「手書きのイラストがかわいい!」と言ってもらえたのも嬉しかったです。

 

心に火がついて……。さらなる夢を抱くように 次ページ

コミュニティのWEB雑誌を制作したからといって、制作費は1円も支払われませんが、みんなで「またやろう!」と盛り上がっています。第2号は2025年の初めに「2024年の振り返りと、買ってよかったもの」「2025年の抱負」「部屋の本棚みせて」などをテーマに作ってみようと思っています。ただ、メンバーは20〜30代がメインなので、本は読んでも、Kindleなどで電子版を買っていて「2年くらい紙の本は買っていない」なんていう人が多くて……。いまは私がイメージしていた「部屋の本棚」の写真ではなく、本のタイトルのラインナップを紹介するとか、ちょっと工夫しなくちゃいけないなと思っています。

コミュニティ内には本を出したい人がいるので、将来的には出版社を作って、本を出すなんてこともできるといいなと、夢が膨らみます。あのとき勇気を出してオフ会に参加して本当に良かった。新しい扉が開いて、これまで見えなかった世界がどんどん広がっています。

 

 

 

≪ヘルスケアライター 野添ちかこさんの他の記事をチェック!≫

 

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